京東集団のQ2決算、売上高・純利益ともに市場予想上回る

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京東集団のQ2決算、売上高・純利益ともに市場予想上回る

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米ナスダック上場の中国EC大手「京東集団(JD.com)」が13日寄り付き前に発表した2019年第2四半期(4~6月)決算は、売上高が1503億元(約2兆2700億円)と市場予想の1473億9000万元(約2兆2200億円)を上回った。3四半期連続で30%を割り込んだ伸び率は今期も22.9%と軟調に推移しているものの、第1四半期(1~3月)の20.9%からはやや持ち直した。

営業利益は23億元(約347億円)で、前年同期の営業損失10億元(約151億円)から黒字に転換した。非GAAPベースの純利益は前年同期比6.44倍の36億元(約543億円)で、第1四半期の33億元(約498億円)を上回り、再び過去最高を更新した。前年同期の純利益は5億元(約75億円)だった。

今期の年間アクティブユーザー数は3億2130万人と、第1四半期の3億1050万人から新たに1080万人が加わった。2018年第3四半期に伸び率が初めてマイナスに転じ、第4四半期も横ばいだったが、やや持ち直した。

出所:京東集団の決算報告書から36krが作成

新規ユーザー獲得に向けた取り組みが奏功した。京東が創業記念日に開催する「618」セールは今年、地方や農村への販路拡大や共同購入サービスの強化に特に注力した。動画共有アプリの「TikTok(抖音)」や「快手(Kwai)」、ミニブログサイトの「新浪微博(Weibo)」と提携して京東から直接アクセスできるようにし、幅広いユーザー層の獲得を目指した。

物流ネットワークは6月末時点で、自社運営の倉庫が約600カ所。クラウド倉庫の約250万平方メートル分を含む保管面積は1500万平方メートルを超える。副総裁の傅兵氏は6月にロイター通信の取材に対して、物流子会社の「京東物流(JD Logistics)」は将来的に新規株式公開(IPO)するとの意向を示した。具体的な時期などはまだ決まっていないという。

ウォール街のアナリスト4人はリポートで、京東の投資判断をいずれも「買い」に設定した。目標株価は足元の株価を大きく下回る50~53ドル(約5314円~5633円)とした。米投資顧問会社MKMパートナーズは決算報告の発表前に、京東の株価は過去最安値の水準で推移しているものの、売上高の増加や京東物流の成長を背景に、第2四半期後に再び上向くと予測していた。

京東の株価は現地時間16日午後2時33分現在、前日比4.14%高の31.41ドルで推移している。2019年第3四半期(7月~9月)の業績は、売上高が前年同期比20%~24%増の1260億元~1300億元(約1兆9000億円~1兆9600億円)になるとの見通しを示している。
(翻訳・鈴木雪絵)

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