テスラ、上海工場のサプライチェーンの現地化率は95%超

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米電気自動車(EV)大手テスラの中国現地法人、テスラ中国の王昊総裁はこのほど、北京国家会議センターで新華社の取材に応え、中国の新エネルギー車(NEV)市場は非常に大きく、発展の勢いが良好だとし、テスラが中国の新エネ車産業と手を携えて並進することへの期待感を示した。

テスラは北京で2~6日に開かれた2023年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)に4年連続で出展。EVセダン「モデル3」の新型車を公開し、試乗体験は大勢の来場者を引き付けた。

王氏は「CIFTISで新車を発表するメーカーは少ないが、なぜやらないのだろうか」と首を傾げ、「CIFTISのような場は多国籍企業が中国市場を理解する絶好の窓口だ。短時間で消費者の考え方を理解し、市場の温度を間近に感じることができる」と述べた。

王氏によると、中国の新エネ車産業はここ数年、急速な発展を遂げた。テスラが中国市場に進出した2014年当時、EVを選ぶ人は非常に少なかった。同社が中国で充電ポールを設置することも多くの人が評価しなかった。だが、10年も経たないうちに市場は新エネ車の発展を疑わなくなったという。

中国の新エネ車メーカーや車載電池メーカーと提携する海外の伝統的自動車メーカーが増え続けていることについては、中国の新エネ車市場で足場を固めるには、中国本土からの協力とサポートが不可欠だとの見方を示した。

王氏は「テスラ上海メガファクトリーのサプライチェーンの現地化率は95%を超える。契約している本土の一次サプライヤーに限っても約360社に上り、うち約60社はテスラが国際市場に進出させ、国際的な自動車メーカーからも認められている」と述べた。

「サプライチェーンを構成する中国の企業はテスラとともに成長している。新エネ車は基礎研究が多く、アイデアから組み立てに至るまで、テスラはこれらの企業と一緒に進めている」と明かした。「これらの企業はより多くの中国の新エネ車メーカーにサービスを提供することもでき、これが相互促進を実現する良好な環境となっている。テスラは中国新エネ車産業と手を携え、並進することに期待している」と述べた。(新華社北京)

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