スマホケースで年間売上高は世界で450億円以上のCASETiFY、中国市場開拓を加速

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スマホケースで年間売上高は世界で450億円以上のCASETiFY、中国市場開拓を加速

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バラエティーに富んだスマホケースを展開する「CASETiFY」は2011年に設立され、優れたデザインとマーケティングで世界中にファンを抱える。

CASETiFYはスマホケースのほか、スマホストラップ、スマホショルダー、マグネット式スマホホルダー、画面保護フィルム、Apple Watchバンド、iPad/MacBookのカバーなど各種アクセサリーを扱い、SKUはこの2年で30万件を上回った。

主要ラインナップの一つはコラボシリーズだ。ブランド人気に火をつけた立役者であり、ディズニー、サンリオ、ハローキティなど有名なキャラクターのほか、「バービー」「パワーパフガールズ」「新世紀エヴァンゲリオン」などの映画や番組ともコラボする。

ハローキティとのコラボシリーズ、画像は同社提供

CASETiFY 中国地区の欧子楽総経理は「中国らしいデザインのブランドやキャラクターも探しており、アイデアを出し合ってその土地ならではの作品を市場に送り出したい。昨年は中国人気歌手の手がけるキャラクター『Marsper』と中国初のコラボシリーズ商品を販売し、大きな反響を呼んだ」と話す。

CASETiFYは過去十数年にわたって世界のアーティストとコラボし、彼らの作品をスマホケースに載せてきた。最も売れ筋のピンクのミラーケースやカラフルなチョウ柄などのシリーズは、大部分がアーティストのデザインによるものだ。また中国市場参入から2年足らずでLokNg、Gulaなど中国のアーティストともコラボしている。

中国のアーティストCROSSWAVEとのコラボシリーズ、画像は同社提供

CASETiFYはこれまで主に海外市場で展開していたため、中国のユーザーはECモール淘宝(タオバオ)を通して海外から購入するしかなかったが、ここ2年は積極的に中国市場に参入し、2022年1月に天猫(Tmall)に出店、8月には上海市に中国初の実店舗を開設した。現在は上海市の4店舗のほか今年7月に広州市、8月に杭州市、9月に成都市で店舗を開業し、中国では合計7店舗を展開する。

CASETiFY STUDiO広州店、画像は同社提供

欧子楽氏によると、実店舗があればCASETiFYを知らない人にも商品や品質を実際に見てカスタマイズサービスを体験してもらえるという。CASETiFYは販売戦略も中国市場に合わせ、天猫やショート動画プラットフォームの抖音に出店してライブコマースを模索しているほかオンラインのショッピングモールも開拓しており、中国最大規模のソーシャルコマースプラットフォーム小紅書(RED)にも出店した。

ここ2年は中国、日本、韓国以外にもオーストラリア、タイなど世界各地の市場を開拓し、すでに世界の10都市以上に31店舗を抱える。売上高も拡大しており、2022年には世界で3億ドル(約450億円)以上に達した。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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