ファストリ、海外事業けん引し過去最高益に ユニクロ中国も急回復

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業編集部お勧め記事注目記事

ファストリ、海外事業けん引し過去最高益に ユニクロ中国も急回復

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

ユニクロやGUを展開するファーストリテイリングが10月12日、2023年8月期の連結決算を発表した。売上高にあたる売上収益は前期比20.2%増の2兆7665億円、営業利益は28.2%増の3810億円だった。純利益は8.4%増の約2962億円と3期連続で過去最高益を更新した。

グローバル事業への注力が奏功し、海外ユニクロ事業の売上収益は28.5%増の1兆4371億円となり、初めて全体の5割を超えた。営業利益も43.3%増の2269億円と大幅に伸びた。

ユニクロにとって、日本に次いで2番目に大きな市場であるグレーターチャイナ(中国大陸、香港、台湾)の22年8月期の売上収益は、前期比で1.2%増にとどまり、営業利益は16.8%減少した。23年8月期は一転、売上収益が前期比15.0%増の6202億円と過去最高を記録。営業利益も25.0%増の1034億円に拡大した。ユニクロが機能性やコストパフォーマンスだけでなくトレンドも追求し、中国の消費市場の変化に対応した結果だとみられる。

23年8月末時点でユニクロのグレーターチャーナの店舗数は1031店舗、中国大陸の店舗数は925店舗となっている。現在のところ中国での好業績が際立つユニクロだが、伝統文化を現代風にアレンジした「国潮」ブームの高まりが今後の事業展開に影響する可能性も否定できない。

メイソウ、奈雪の茶、元気森林…脱日本化する中国ブランド 模倣を卒業し自国愛鮮明に

(36Kr Japan 編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録