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北京、上海、南京など複数都市で展開する中国の無人スマートコンビニ「便利蜂」は、過去31か月で店舗数1000を突破した。また、今後3年間で1万店舗をオープンさせる予定だと発表した。
便利蜂は、実際に応じて惣菜商品の提供や在庫補充のためのスタッフを店舗に配置することはあるが、モバイル決済とQRコード対応のPOSシステムを利用し、レジの無人化を実現している。同社は、高精度のアルゴリズムとビッグデータ分析を活かし、商品の選択、価格設定、陳列方式などにおいて自動化を進めている。また、それらによるサプライチェーン管理の最適化や在庫食品の鮮度管理を行う。
店舗では、お惣菜や生鮮食品、日用品といった一般商品を販売するほか、食料品のデリバリー、ランドリーの受け取り・受け渡し、プリント、シェアサイクルなどのサービスも、WeChat(微信)のミニプログラム機能を通して利用可能となっている。さらに、オフィスビル向けのスマート自動販売機も提供している。
2016年末に設立された便利蜂は、初期段階に中国最大級のOTA(オンライントラベルエージェント)の1つである「去哪儿(Qunar)」の元創業者、庄辰超氏が手掛ける「斑馬資本(Zebra Capital)」から3億ドル(約320億円)の出資を受けた。その後IT大手のテンセントや高瓴資本(Hillhouse Capital)から2億5600万ドル(約280億円)を調達したという。
(編集、翻訳:Ai)
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