老舗菓子メーカー「旺旺」が健康食品「Fix Body」をローンチ 盛り上がるヘルシースナック市場に参戦 

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老舗菓子メーカー「旺旺」が健康食品「Fix Body」をローンチ 盛り上がるヘルシースナック市場に参戦 

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株価低迷が続く中国の老舗菓子メーカー「中国旺旺控股(Want Want China Holdings Ltd.)」が、新たな販売戦略として健康食品分野に進出した。

旺旺は9月上旬、健康食品ブランド「Fix Body」をローンチし、低糖質・低カロリーのスナック菓子、個包装スナック、1食置き換え食品、飲料の4カテゴリーで商品21品目を発売した。シャオミ(小米科技)のECサイト「小米有品(xiaomiyoupin)」での販売も開始し、現在、「Fix Body」の3日分の朝食置き換え食品セット「三日早餐包」と数量限定のスペシャルセットを出品している。旺旺のアプリで単品を購入することもできる。

Fix Bodyの発売は、旺旺にとって商品ラインナップの拡大に加え、客単価の引き上げにもつながる。「Fix Body三日早餐包」の定価は89元(約1350円)。1食あたり30元(約450円)となり、一般消費者にとっては高額だ。

小米有品は設立以来、一貫して「精選」戦略を打ち出し、「高品質、高コストパフォーマンス」商品に焦点を絞ることで多くのデジタル生活愛好者を引き寄せてきた。一方、Fix Bodyはボディラインの管理とフィットネスに関心のある層をターゲットとしている。ハイテク製品ファンとジム通い好きの若者には消費能力の高い優良顧客という共通点がある。

「食べて痩せる」ヘルシースナックの人気高まる

「第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)」と「天猫国際(Tmall Global)」が共同発表したリポートでは「ヘルシー・低脂質・無添加が若者の間食の新たなトレンドになり、ヘルシースナックが間食消費に占める割合は高まり続けている」と指摘されている。

ヘルシースナックという新たなトレンドが、関連新興企業を生み出している。

低炭水化物の健康食品ブランド「野獣生活」は、ダイエットやフィットネスに関心がある層向けの「理想燃料」シリーズと健康的な食事を追求する層向けの「丟糖」シリーズを発売。ヘルシー志向の菓子メーカー「LANDBASE」は、低糖質・高食物繊維のダークチョコレート「每日黒巧」を主力商品としており、エンジェルラウンドで「青山資本(CYANHILL CAPITAL)」と「逐鹿資本(ZHULU CAPITAL)」から1000万元(約1億5000万円)を調達した。健康飲料ブランド「元気森林(GENKI FOREST)」の成長も著しい。ヘルシースナックブランド「阻脂」は、中国人の味覚に合う無糖・無添加のヘルシースナックに注力し、エンジェルラウンドで「毎日食品(Foodaily)」傘下の「capinno創+」から数百万元(数億円)を調達している。

従来の食品企業が幅広い商品ラインナップを取り揃えているのに対し、これらの新興企業は特定の品目について深く掘り下げることで注目を集めている。

活気づく中国のヘルシースナック市場において、旺旺には、成熟したサプライチェーンと強いブランド力、多くのファンという強みがあるものの、Fix Bodyの個別商品はいずれもオリジナリティに欠けている。セールスポイントと言えるのは、包装に表記された正確なカロリー表示でエネルギー摂取をコントロールできる点と、複数種類の商品詰め合わせによる「お得感」くらいだろうか。

今のところ、Fix Bodyは売上高の点で旺旺に貢献しているとは言い難く、「ヘルシースナック」ブランドとして成長できるかは未知数だ。
(翻訳・田村広子)

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