米上場廃止の自動運転トラック「TuSimple」、開発拠点を中国へ 日本を軸に市場拡大目指す

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米上場廃止の自動運転トラック「TuSimple」、開発拠点を中国へ 日本を軸に市場拡大目指す

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中国と米国で自動運転トラック技術を開発する「図森未来(TuSimple)」が1月17日、米ナスダック市場に上場廃止を申請したと発表し、 注目を集めている。1月29日には普通株式の登録を抹消して上場廃止となり、2月7日にはナスダックに上場していた株式の取引が完全に終了する。

時価総額99%消失、自動運転トラックの「TuSimple」が米ナスダック上場廃止

図森未来の中国事業の郝佳男・最高経営責任者(CEO)は、1月22日に開いたオンライン記者会見で、現在の主力は中国事業だとしたうえで、米国事業は2回のリストラ実施後は基本的にストップしており、凍結状態にあると明らかにした。

中国事業のスタッフは現在600人余りで、ほとんどが研究開発に携わっている。同社は設立当初、自動運転レベル4のトラックの開発を主力としていたが、事業を中国に移管した後は、事業化と収益化の点から、自動運転レベル2のトラックも並行して手がける。

同社はすでに、中国と日本市場に軸足を移す方針を明らかにしている。2023年6月には、日本市場への本格参入を発表し、東名高速道路で自動運転トラックの走行試験を開始したと明らかにした。近くアジア太平洋地域の新たな市場にも進出する計画だという。

(36Kr Japan編集部)

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