豆腐乳や上海ガニ、上海の味を世界に 23年輸出額318億元

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中国各地で古くから親しまれている豆腐の発酵食品「豆腐乳」。独特の発酵臭を持ち、かゆや饅頭(マントウ、蒸しパン)に入れるほか、調理にも使われる。上海市奉賢区では2023年、豆腐乳126トンを東南アジアや北米などへ輸出。直近では1200キロが上海からシンガポールへ送られた。
 
上海税関所属の奉賢税関テリアルコントロール・検査2科の瀋珏科長によると、豆腐乳は海外で中国系以外の人々にも受け入れられており、チーズのようにパンに塗る食べ方が好まれているという。
 
上海税関の統計によると、上海市の23年の農産品・食品輸出額は318億元(1元=約21円)で、うち農産品は前年比14.1%増の208億元、食品は21.2%増の110億元だった。
 
豆腐乳は数ある「上海の味」の一つに過ぎない。同市崇明島産の「大閘蟹」(上海ガニ)は肉厚でみそも多いことで知られ、昨年は64.6トンを輸出した。直近では崇明税関が通関した120キロが空路で輸出された。
 
上海ガニは素蒸しのほか、蒸した後に酒に漬ける「熟酔蟹」という調理法がある。上海税関所属の嘉定税関はこのほど、マカオに出荷する熟酔蟹などの水産品1.64トンを通関。同税関が今年に入って通関した管轄区域内企業の農産物・農業副産物は19日時点で64ロット、900万元余りに上った。
 
上海浦東税関によると、「百葉結」(結び湯葉)や「油麺筋」(揚げ麩)、ギョウザとワンタンの皮なども海外の人々が好む「上海の味」だという。中国では辰年の春節(旧正月)が近づいており、同税関も今年すでに20ロット、10トン超の生鮮農産品・食品を通関している。(新華社上海)

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