「中国に1万店」目指すローソン、北部や地方進出を加速 山東省済南市に1号店

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コンビニ大手のローソンは2月22日、中国山東省済南市に山東本部を設立すると発表した。

ローソンが日本のコンビニとして中国に初めて出店してから18年が過ぎた。しかし、中国北部での店舗展開は遅々として進まず、2023年6月になってようやく遼寧省丹東市で13店舗を同時に開業した。

中国北部や地方都市での展開を急いでいるのは、ローソンが中国事業拡大を加速するという意志の表れだ。中国北部は南部に比べるとコンビニの普及率が低いため、ローソンが店舗網を拡大する余地が残されている。中国メディアによると、ローソンは今後数年で山東省に1000店舗の出店を計画しており、3月中には地元小売大手「宜快宜慢」と協力し、済南市に省内1号店を開店する予定だという。

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ローソンは現在、中国で16の省・直轄市で6000店以上を展開している。業界団体の中国連鎖経営協会(CCFA)が発表した2022年のコンビニ店舗数ランキングでは、ローソンは5位にランクインし、外資系コンビニではトップだった。

ここ数年、ローソンは中国でのシェア拡大を重要な目標のひとつに掲げてきた。2020年には、25年までに中国で1万店舗を展開する計画を明らかにしている。中国の住宅地ではこのところ、各種小売店が激しい競争を繰り広げており、コンビニチェーン各社は業績の伸び悩みに苦しんでいる。店舗網を縮小する企業も多いなか、ローソンは比較的緩やかなフランチャイズモデルによって店舗網拡大を加速している。

※アイキャッチ写真:上海市にあるローソン@Unsplash_Marko Sun

ローソン、中国進出25年目でようやく黒字化 なぜ中国でのコンビニビジネスが難航するか

(36Kr Japan編集部)

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