「1000元スマホ」が先進国へ初進出 「realme」がクアッドカメラの「realme X2 Pro」を発表

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中国のスマートフォン大手OPPOが展開するサブブランド「realme」が、初のミドルハイレンジ機種「realme X2 Pro」を発表した。中国と同時にイギリス、フランス、スペイン、イタリアでも発売されるが、同ブランドが先進国で製品を販売するのは初となる。

realmeはコストパフォーマンスを最重要視し、インド市場に特化したブランドとして昨年5月に立ち上げられた。いわゆる「1000元スマホ」と呼ばれる廉価製品を主にオンライン経由で販売している。今年5月からは中国国内でも販売を開始。わずか5カ月で5機種を発表しており、価格帯は949~1799元(約1万4000~2万7000円)だ。

今回発表されたrealme X2 Proは「高コスパ」のブランドイメージを覆すものとなる。確かに手ごろな価格は維持しているものの、スペックの高さも存分にユーザーを惹きつけるものとなっている。CPUは現行最上位クラスのSnapdragon 855 Plus、カメラは6400万画素のメインカメラを中心とするクアッドカメラで、リフレッシュレート90Hzのディスプレイ、50W急速充電対応のバッテリーを備えている。

価格はメモリ6GB・ストレージ64Gの製品が2699元(約4万1000円)、メモリ12GB・ストレージ256Gの製品が3299元(約5万円)。また、「MasterEdition(大師版)」として特別に販売された製品も3299元で、背面カバーにコンクリートやレンガの質感を再現したすりガラスを採用した。realmeブランドとしては初めて2000元(約3万円)を超える機種となっている。

2000元台、3000元(約4万6000円)台のミドルレンジ機種が今後も定着するかどうかはまだわからないが、realmeは今回の発表をもって同ブランドの基本的な製品ラインナップの設定が完了したとしている。

中国国内向けに販売する製品として「Pro」の名を冠する機種は今回が初めてだ。これについて、realmeのグローバルCMO(最高マーケティング責任者)を務める徐起氏は「Proシリーズはこれから定番化していく予定」と説明している。国内市場では1000元前後の「Q」シリーズ、1000~2000元の「X」シリーズ、 2000元以上の「X Pro」シリーズの三価格帯で展開していくようだ。(画像はrealme公式サイトよりおよび筆者撮影)
(翻訳・愛玉)

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