中国EV大手BYD、26年にインドネシアで現地生産へ

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インドネシアのルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整相は3月19日、インスタグラムの公式アカウントで、中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)が同国に自動車工場を建設し、2026年に生産を開始する見通しだと明らかにした。

BYDは1月18日、首都ジャカルタで新車発表会を開催し、小型車「DOLPHIN(ドルフィン)」、中型セダン「SEAL(シール)」、SUV(スポーツ用多目的車)「ATTO 3(アット3)」の3車種を披露した。インドネシアのアイルランガ・ハルタルト経済担当調整相は発表会の席上で、BYDは13億ドル(約2000億円)を投じ、インドネシアに15万台の生産能力を持つ自動車工場を建設する計画だと紹介した。

インドネシアでは、トヨタやホンダなどの日本車メーカーが新車販売の9割以上を占めている。現在のところ、EVの販売台数は全体の1%にすぎないが、BYDの参入でEV市場が拡大する可能性がある。同国政府はすでに、EVメーカーの誘致に向け、さらなる税制優遇措置を検討すると明らかにしている。

中国EV覇者のBYD、グローバル化を加速 24年は海外販売40万台目指す

*2024年3月23日のレート(1ドル=約151円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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