中国の安徽医科大学第1付属病院は24日、ブタからヒトへの臨床補助異種肝移植手術に成功したと明らかにした。遺伝子組み替えブタの肝臓を肝がん重症患者に移植した。

手術は17日、同病院の孫倍成教授のチームと雲南農業大学の魏紅江教授のチームが協力して行った。手術からこの7日間、患者に超急性・急性拒絶反応は見られず、血液凝固系に障害がなく、移植したブタの肝臓から毎日200ミリリットル前後の黄金色の胆汁が分泌した。世界初のブタからヒトへの臨床補助異種肝移植で、臨床異種臓器移植手術として世界で5例目。中国の科学者による関係の医学分野での重要な進展となっている。

患者は現在、ベッドから下りて自由に活動している。肝機能などの多くの指標が正常に戻った。今回の成功で遺伝子組み替えブタの異種肝移植の先例をつくった。【新華社合肥】

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