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中国のロボット掃除機市場は、競争激化の末に集中度が高まり、成長が鈍化しつつある。調査会社の奥維睿沃(AVC Revo)によると、現在は科沃斯機器人(Ecovacs)、石頭世紀科技(Roborock)、雲鯨智能(Narwal)、米家(MIJIA)、そして追覓科技(Dreame)など数社が市場を独占している。
ロボット掃除機メーカー各社は、飽和状態に近づく中国市場から海外市場に目を向け始めた。そんな中、ダークホースとして注目を集めているのがDreameだ。
同社は5月22日、新たなフラッグシップモデル「X40 Pro Ultra」を発表した。360度LiDARによる正確なマッピング機能と、自動で昇降する伸縮式サイドブラシを搭載し、部屋のすみっこや家具の下の隙間まで、これまでのロボット掃除機では掃除しにくかった部屋の隅々まできれいにしてくれる。
Dreameは新製品の発表と同時に、2023年の世界販売台数が前年比300%増の240万台になったと明らかにした。ドイツでは8カ月連続で市場シェア1位となっており、24年1〜4月の販売台数でシェア37.9%、上位モデルに絞るとシェア50.4%を達成した。このほか、シンガポールでは24年1〜3月の販売台数でシェア1位となり、イタリアでも3月にシェア1位を獲得している。同社は23年、日本市場への本格進出を果たしている。
(36Kr Japan編集部)
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