破綻寸前の中国高級EVメーカー「HiPhi」に救世主、約1600億円を調達か

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経営難に陥っている中国の高級電気自動車(EV)メーカー「HiPhi(高合)」に、復活の目が出てきた。関係者によると、HiPhiの親会社である「華人運通(Human Horizons)」はこのほど、自動車関連のコンサルティング会社「iAuto Group」と全面的な戦略提携を締結した。iAutoは華人運通に10億ドル(約1600億円)を出資し、HiPhiの事業再開と車両生産計画を全面的にサポートする計画だという。HiPhiはすでに事業再編を開始している。

HiPhiは、中国EV市場の競争激化や高額すぎる新車価格がネックとなって販売不振に陥り、2024年2月に6カ月間の操業停止を発表していた。

中国高級EV「HiPhi」、販売不振で操業停止へ 競争過激によりEVメーカーの淘汰が進む

HiPhiと同様、経営不振の新興EVメーカー「愛馳汽車(Aiways)」にも、復活のチャンスが巡ってきた。同社の欧州法人「Aiways Automobile Europe」は5月中旬、米国のSPAC(特別買収目的会社)「Hudson Acquisition」と合併することで上場する方針を明らかにした。合併は24年12月31日前後に完了する予定で、同社の評価額は約4億ドル(約630億円)となる見込みだという。

しくじり中国EVが失敗した理由。成功から一転した「哪吒汽車(Neta)」から学ぶ、日本企業には耳の痛い話も

*1ドル=約158円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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