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トヨタも出資する中国の自動運転ユニコーン「小馬智行(Pony.ai)」が、早ければ9月にも米国で新規株式公開(IPO)する可能性がある。すでに出資の意向を明らかにした機関投資家もいるという。複数の中国メディアが報じた。
小馬智行は2021年に米国での上場を目指したが、米証券取引委員会(SEC)が米上場を計画する中国企業の審査を厳格化したため、計画を一時棚上げした。関係者によると、同社の米上場で難しい点があるとすれば、それはIPOのプロセスではなく、創業メンバーと既存の出資者らが期待する上場時の時価総額をいかに擦り合わせるかだという。同社は23年3月にシリーズDの資金調達を完了。評価額は85億ドル(約1兆3000億円)に達し、現在のところ中国で最も評価額の高い自動運転企業となっている。
小馬智行は2016年に設立され、現在はロボタクシー(自動運転タクシー)、自動運転トラック、自動運転乗用車を主力3事業として展開する。米シリコンバレー、北京、上海、広州、深圳の5カ所に研究開発センターを構え、米国と中国の複数の地域で自動運転車の走行試験や運営に関するライセンスも取得している。
トヨタ自動車の中国法人は24年4月26日、小馬智行と合弁会社「騅豊智能科技」を設立したと発表した。中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Motor)との合弁会社「広汽トヨタ」も資本参加する。3社は総額10億元(約210億円)以上を新会社に出資し、ロボタクシーの大規模量産と商用化を推し進める。第1段階として中国市場にロボタクシー1000台を投入し、一線都市(北京・上海・広州・深圳)でサービスを提供する計画だという。
*1ドル=約155円、1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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