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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と自動車中堅の賽力斯集団(SERES)が共同運営する電気自動車(EV)ブランド「問界(AITO)」は7月29日、重慶工場で40万台目の車両がラインオフし、新たなマイルストーンを達成した。設立後わずか28カ月での40万台達成は、中国新興自動車メーカーで最速となった。
2022年7月に発売した電動SUV(スポーツ用多目的車)「M7」シリーズは、累計販売(納車)台数が20万台を突破。AITOの累計販売台数の半数を占める大人気車種となった。
中国の自動車市場では24年に入ってから、国内外のメーカーを巻き込んで激しい価格競争が繰り広げられている。AITOの新型M7は、販売価格24万9800~32万9800元(約510万~660万円)を引き下げず、販売台数を維持する数少ない車種となっている。これはファーウェイによるサポートと切り離すことはできない。
新型M7は、ファーウェイ傘下のスマートモビリティー技術ソリューションブランド「鴻蒙智行(HIMA)」の最新技術を搭載。優れたスマート化ソリューションと運転のしやすさは、鴻蒙智行が打ち出す自動車のユーザーエクスペリエンスのベンチマークとなった。
鴻蒙智行はファーウェイと複数の自動車メーカーとの技術アライアンスで、スマートカーの開発に必要なリソースを集約する。同社がスマートカー市場で勢力を拡大していく上で、極めて重要な役割を果たしている。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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