経営破綻の中国高級EV「HiPhi」、会社更生を申請 中東からの資金調達も実現せず
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経営不振が続く中国の高級電気自動車(EV)ブランド「HiPhi(高合汽車)」の親会社である「華人運通(Human Horizons)」が、会社更生を申請したことが分かった。
同社は7月、手持ちの資産では全ての満期債務を弁済することができないが、事業再建の価値および可能性があるとして、江蘇省塩城市の裁判所に会社更生の適用と手続き開始前の調整を申請した。同裁判所は8月8日、審査を開始すると発表した。会社更生手続き前の調整期間は、決定書が出された日から起算して6カ月間となっているが、正当な理由があれば管財人の申請により3カ月の延長が認められる。
自動車専門メディアの車主指南によると、HiPhiの2024年の販売台数は現時点でわずか272台にとどまっており、内訳は「HiPhi Y」が156台、「HiPhi X」が31台、「HiPhi Z」が85台となっている。
HiPhiは23年6月にサウジアラビア投資省と投資契約を締結。同年11月にはサウジ政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)から出資を受ける方向で協議を進めていると報じられた。調達額は計数十億ドル(数千億円)に上る見通しだった。しかし、さまざまな事情により、この資金調達は実現しなかったという。
(36Kr Japan編集部)