中国雑貨大手「名創優品」、24年7〜9月期も増収増益 海外事業好調で世界7400店舗突破

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中国の大手雑貨チェーン「名創優品(MINISO、メイソウ)」が11月29日、2024年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比19.3%増の45億2000万元(約950億円)、調整後の純利益は6.9%増の6億8600万元(約140億円)だった。粗利益率は3.1ポイント増の44.9%で、過去最高を更新した。

1~9月の売上高は前年同期比22.8%増の122億8000万元(約2600億円)、調整後の純利益は19億3000万元(約410億円)で、調整後純利益率は15.7%だった。海外事業の売上高は41.5%増加して45億元(約950億円)を突破した。

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グローバル展開も順調で、店舗数は世界全体で7420店となった。創業者の葉国富・最高経営責任者(CEO)は、今後の小売業界では質の高い小売と興味に基づく消費がトレンドになるとし、製品開発と消費体験をより重視していくと説明。IP戦略とグローバル化戦略に注力し、世界に広がる店舗網とデザイン能力、サプライチェーン統合能力を通じて、世界中のユーザーにサービスを提供していく考えを明らかにした。

名創優品は2024年9月、中国スーパーマーケット大手「永輝超市(Yonghui Superstores)」の株式29.4%を取得し、筆頭株主となった。

中国雑貨大手「名創優品」、大手スーパー「永輝超市」の筆頭株主に 発表後に株価19%超下落

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(36Kr Japan編集部)

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