DeepSeekが中国AI産業を活性化、クラウド大手が次々と導入 GPU企業も支援

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中国の人工知能(AI)企業「DeepSeek」が開発したオープンソースのAIモデルは、世界に衝撃を与えると同時に中国のAI産業全体を活性化させた。

これまでに、ファーウェイクラウドやテンセントクラウド、アリババクラウド、バイドゥAIクラウド、京東集団傘下のJDクラウド、バイトダンス傘下の火山引擎(Volcano Engine)といった大手クラウドベンダーが、相次いでDeepSeekの大規模言語モデル(LLM)導入を発表している。開発者はインストールなどの面倒な手順を省き、クラウドベンダーのプラットフォーム上で直接DeepSeekを利用できるようになる。

テンセントクラウドのアプリ開発プラットフォーム「HAI」

また、すでに複数の主要GPU(画像処理半導体)メーカーが、DeepSeekとの連携を加速し、演算サポートを提供している。ファーウェイは2月5日、同社のAI向け半導体「昇騰(Ascend)」の開発者コミュニティに、DeepSeekの最新LLM「DeepSeek-R1」が登場したと発表した。

GPUメーカーの沐曦集成電路(METAX)は2月2日、開発者プラットフォーム「Gitee AI」と共同で、DeepSeek-R1を「蒸留」した小規模言語モデル(SLM)4種類(1.5B、7B、14B、32B)を発表した。これらのSLMには同社のGPU「沐曦曦雲」が使われている。

中国DeepSeekの衝撃・創業者独占取材「中国AIがいつまでも米国の追随者であることはない」

このほか、半導体メーカーの天数智芯半導体(Iluvatar CoreX)や摩爾線程(Moore Threads)もDeepSeekのLLMに対応すると発表した。

(36Kr Japan編集部)

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