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英調査会社オムディアがこのほど発表した2024年の世界テレビ出荷台数は2億800万台だった。うち中国家電大手の海信集団(ハイセンス)は14.0%を占め、出荷台数は2914万台と3年連続で世界2位、中国首位を維持したほか、7年連続でプラス成長を実現した唯一の企業となった。
政策によるインセンティブと強靭な需要の相乗効果で、テレビの大型化が加速し、75インチ以上の大型テレビ市場が世界ブランドの競争の焦点となった。中国ブランドは目覚ましい実績を収め、75インチ以上の大型テレビ市場ではハイセンスの出荷台数シェアが19.8%となり、世界首位に立った。同社は98インチ以上、100インチ以上の超大型テレビ市場でもそれぞれ30.3%、58.8%のシェアで世界首位に輝いた。
ハイリフレッシュレート対応テレビの普及が急速に進む中、中国ブランドは高い技術力で消費者に好まれ、市場浸透率が高まり続けている。ハイセンスのハイリフレッシュレート対応テレビの出荷台数シェアは19.6%で世界2位となった。特に24年第4四半期(10~12月)は世界中で出荷台数が急増したことで22.3%に上昇し、世界首位に浮上した。
「ローカル・フォー・ローカル」(地域は地域のために)戦略の下、ハイセンスの海外市場での出荷台数は大きな伸びを保っている。構造改善も急速に進み、100インチ以上のテレビ市場では出荷台数で世界首位に立った。
市場調査会社の独GFKと米サカーナのデータによると、ハイセンスは日本やオーストラリア、南アフリカ、スロベニアなどで首位に立ったほか、カナダやメキシコ、ポーランド、ウクライナ、クロアチアなどで2位、米国やドイツ、イタリア、英国、ポルトガル、ハンガリー、セルビア、マレーシア、タイなどで3位になった。【新華社北京】
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