中国自動運転「ウィーライド」、欧州初のロボバス商用運行をフランスで開始

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

中国自動運転「ウィーライド」、欧州初のロボバス商用運行をフランスで開始

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国の自動運転技術企業「文遠知行(WeRide、ウィーライド)」は2月27日、フランスの自動車大手ルノーグループ、自動運転モビリティサービスのBeti、自動車保険大手のMacifの3社と共同で、フランス南東部のドローム県でレベル4の自動運転バス(ロボバス)の運行を開始した。文遠知行が欧州の公道でロボバスを商用運行するのは初となる。

中国自動運転「WeRide」、ナスダック上場後初の決算 1〜9月期は400億円の赤字

文遠知行は全長6メートル、8人乗りの小型ロボバスを提供する。Betiが運行を担当し、3月10日からドローム県にあるTGV駅「ヴァランス駅」近くのロヴァルタン・ビジネスパークで、シャトルサービスを開始する。ヴァランス駅、長期駐車場、ビジネスエリアの飲食センターをつなぐルートは全長3.3キロメートルとなり、面積162ヘクタールのビジネスパークにある150社以上の従業員3000人にサービスを提供する。今回始まるサービスは試験運用で、正式運用は7月に始まり、サービスの規模と範囲はさらに拡大されるという。

「中国の自動運転競争、2026年に決着」ーートヨタ出資のモメンタCEOが見据える「E2E技術」の未来

文遠知行の李璇・最高財務責任者(CFO)兼国際事業責任者は「Betiとの協業を通じ、当社は中国、シンガポール、中東市場で蓄積してきた経験を欧州市場で展開することに成功し、レベル4の自動運転技術の商用化で世界をリードする企業としての地位を揺るぎないものにした」と述べた。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録