噂のAppleのARヘッドセット、来年ようやく発売か

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先日、台湾のテックメディア「Digitimes」が、Appleがアメリカのゲーム会社Valve と共同でARヘッドマウントディスプレイディバイスの開発を行っており、その製品は2020年に発売される予定だと報じた。また、台湾企業の「クアンタ・コンピュータ(広達電脳、Quanta Computer)」と「ペガトロン(和碩科技、Pegatron)」が、共同で同製品の組み立てと供給を務めるという。

今回のAppleのパートナーであるValveは、世界で最も人気のあるゲームプラットホーム「Steam」を運営しており、2019年4月に同社初のVRヘッドセット「Valve Index」をリリースした。両社が協力関係を築いたのはこれが初めてではない。2年前、ValveはAppleのmacOSにVRヘッドセットのサポートを提供している。

Apple専門家でもある、証券会社「天風国際証券(TF International Securities)」のアナリスト郭明錤氏は、Appleは同製品をアクセサリー製品と位置づけ、主にコンテンツを表示させるために使用するという。コンピューティング、ネットワーキング、およびポジショニングといった機能は、ワイヤレス方式でiPhoneによって実現されることを明らかにした。

Appleのティム・クックCEOはAR分野に大きな期待を抱いており、2017年に中国で開催された経済フォーラムでは、「Appleが最も有望視している技術はARであり、同技術の関連製品をリリースする」と述べた。彼は、ARテクノロジーはユーザーの生活にデジタルコンテンツをもたらすことができ、スマートフォンと同レベルの人気商品になると考えている。

CCS Insightのレポートによると、今年2200万個のVR/ARヘッドセット・メガネが販売される見通しだ。また、2022年までにこの数字は5倍増の1億2000万個に達し、100億ドル(約1兆円)の市場になると指摘した。

AppleにはVR/ARの分野での長年の経験がある。社内には100名規模の研究開発チームを置き、多くの特許も申請・取得しているという。しかし、今年7月にAppleがAR/VR端末の開発を中止し、開発チームも5月に解散したとの報道があった。

AppleはAR/VRを諦めたかと思われたが、自主開発をやめて共同開発に移行しただけのようである。
(翻訳・Ai)

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