四川省峨眉山風景区で登山支援ロボットの運用スタート

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四川省峨眉山風景区で登山支援ロボットの運用スタート

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中国四川省の峨眉(がび)山風景区でこのほど、登山を補助する新型の「外骨格ロボット」の試験運用がスタートした。観光客も体験できる。ロボットの重量はわずか2キロほど。ロボット工学やセンサー技術、人工知能(AI)アルゴリズムを融合し、全身20カ所以上のセンシングポイントで動きをリアルタイム検知し、自動で推進力を提供する。3~5時間の連続使用が可能となる。

峨眉山の頂上付近で実際に体験した観光客は、以前は一歩踏み出すのもためらうほどで、少しペースを上げると気分が悪くなるほどだったが、ロボットを装着すると、脚と腰への負担が大幅に軽減され、体力の消耗も少なくなったと語った。

峨眉山は中国四大仏教名山の一つで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)により文化遺産と自然遺産の価値を備えた世界複合遺産に登録されている。2024年の観光客数は延べ621万人。うち全行程を徒歩で踏破した人が7%を超え、高山エリアから主峰の金頂まで登頂した人が約28%となっている。外骨格ロボットなどの新装備は、「登山の神器」として観光客により気軽で楽しい登山体験をもたらすことが期待される。【新華社成都】

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