トヨタ出資の中国自動運転「Pony.ai」、24年は赤字拡大 ロボタクシーサービスに強気

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トヨタ出資の中国自動運転「Pony.ai」、24年は赤字拡大 ロボタクシーサービスに強気

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2024年11月に米ナスダック上場を果たした中国の自動運転企業「小馬智行(Pony.ai)」がこのほど、上場後初となる決算を発表した。24年の売上高は前年比4.3%増の7500万ドル(約110億円)と過去最高を更新したが、研究開発費などのコスト増が影響し、純損失は2億7500万ドル(約410億円)となった。

事業別の売上高は、自動運転トラック(ロボトラック)事業が4040万ドル(約60億円)と最大だった。ライセンスおよびアプリケーション事業は2730万ドル(約40億円)。自動運転タクシー(ロボタクシー)事業は730万ドル(約10億円)と最小だったが、依然として最も中核的な事業となっている。

彭軍・最高経営責任者(CEO)は決算電話会議で将来の黒字化に自信を示した。彭氏は近いうちに全世界でロボタクシーサービスの大規模運用が始まると予測した上で、Pony.aiは技術、規制、量産、大規模展開の面で十分な準備を整えていると説明した。 同社は現在、第7世代のロボタクシーの開発を加速させており、その車両コストは前の世代より7割削減できる見込みだという。

Pony.aiは、トヨタ自動車の中国法人およびトヨタと広州汽車集団(GAC Motor)の合弁会社「広汽トヨタ」と合弁で「騅豊智能科技」を設立し、ロボタクシーの大規模量産と商用化を推進している。また、広州汽車集団傘下の電気自動車(EV)メーカー「広汽埃安新能源汽車(GAC AION)」や北京汽車集団(BAIC)傘下の新エネルギー車(NEV)メーカー「北汽新能源汽車(BJEV)」ともロボタクシーの量産で提携を結んでいる。

トヨタ出資の中国自動運転「Pony.ai」、米ナスダック上場 ロボタクシー事業の黒字化に自信

*1ドル=約150円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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