セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国ティードリンクチェーン大手の「霸王茶姫(CHAGEE)」は3月26日、米国証券取引委員会(SEC)に上場申請した。ナスダック市場での新規株式公開(IPO)を目指す。ティッカーシンボルは「CHA」に決定した。
霸王茶姫は「東洋のスターバックス」を目指し、快進撃を続けている。上場目論見書によると、2024年の流通取引総額(GMV)は前年比172.9%増の295億元(約6200億円)、売上高は124億500万元(約2600億円)、純利益は25億1500万元(約530億円)、純利益率は20.3%だった。ドリンク1杯の価格は15~25元(約320~530円)。ジャスミン茶ベースのミルクティー「伯牙絶弦」はとくに人気で、21年1月1日から24年8月13日までに6億杯以上を売り上げた。

創業者の張俊傑氏は1990年代生まれ。2017年に雲南省昆明市で覇王茶姫を設立し、21年に本社を四川省成都市に移した。24年12月31日時点の店舗数は6440店(国内6284店、海外156店)で、うち直接管理する店舗が398店(直営169店、フランチャイズ229店)となっている。25年は国内と海外合わせて1000〜1500店舗を新規出店する計画を掲げる。
覇王茶姫は全面的な自動化とデジタル化により、店舗の運営効率を大幅に向上させた。店舗には全自動の給茶機や茶葉専用エスプレッソマシンなどが設置されており、入職初日のスタッフでもQRコードをスキャンして全自動マシンを操作し、1杯8秒でティードリンクを提供できる。ミスの発生率はわずか0.2%だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録