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中国の車載半導体メーカー「黒芝麻智能科技(Black Sesame Technologies)」は3月31日、2024年12月期の通期決算を発表した。量産化の加速とコスト削減戦略が功を奏し、売上高は前年比51.8%増の4億7400万元(約100億円)と過去最高を更新し、粗利率も前年の24.7%から41.1%へ大幅に改善。純利益は3億1300万元(約66億円)となり、前年の48億5500万元(約1000億円)の赤字から黒字転換した。
同社は業績拡大の主因について、自動運転システムの中核を担うSoC(システム・オン・チップ)の量産体制が確立されたことに加え、運転支援システム「NoA(ナビゲーション・オン・オートパイロット)」の機能が急速に高度化したことを挙げる。
中国を中心に世界で自動車のスマート化が加速するなか、自動運転機能を搭載した乗用車の普及が進み、車載用SoCへの需要が急増している。黒芝麻智能は技術革新を積み重ね、新エネルギー車(NEV)とガソリン車の2分野で事業を急拡大している。
自動運転向けSoC「A1000」シリーズはすでに、吉利汽車(Geely Automobile)や東風汽車(Dongfeng Motor)、比亜迪(BYD)などの大手自動車メーカー向けに量産・出荷している。また、新製品「武当C1200」シリーズは、業界初のスマートカー向けクロスドメイン型SoCプラットフォームとして注目を集める。自動運転やスマートコックピットの統合処理を可能とし、複数の車載システムを1チップで担える設計が特徴だ。2024年末時点で、すでに受託製造大手2社から量産採用の内定を獲得している。
加えて、黒芝麻智能はゴミ収集車や大型トラックなどの商用車、さらにはロボットやエンボディドAI(身体性を持つ人工知能)分野への応用にも力を入れている。すでに複数のロボットメーカーと提携しており、2025年内にAIチップの大量出荷が始まる見通しだ。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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