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中国自動車大手の比亜迪(BYD)は、2025年1~3月の販売台数が前年同期比60%増の100万804台となり、初めて100万台を突破したと発表した。乗用車では、純電気自動車(BEV)が39%増の41万6388台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が76%増の約56万9710台だった。
3月単月の販売台数は37万7400台と中国自動車メーカーでトップを維持し、中国の新エネルギー車市場で30%近いシェアを占めた。
25年に入ってから、BYDはグローバル化を加速している。1~3月の海外販売台数は110%増の20万6000台、3月単月では過去最高の7万2000台に達した。「DOLPHIN(ドルフィン)」シリーズなど、手頃な車種の売れ行きが好調だった。
欧州市場ではすでに9車種を販売しているが、25年内に小型BEV「DOLPHIN SURF」を発売する計画だ。米S&Pグローバル・モビリティによると、BYDの欧州販売台数は25年に18万6000台へと倍増し、29年には40万台を超える見通しだという。
BYDの日本法人は4月1日、日本で販売されているDOLPHINと電動SUV「ATTO 3」の価格を約30万円引き下げると発表した。日本での価格引き下げは今回が初となる。
BYDは製品力の向上と海外展開の拡大に伴い、25年の販売目標を550万台(うち海外80万台以上)に設定している。
(36Kr Japan編集部)
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