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中国のAR(拡張現実)グラスメーカー「李未可科技(LAWK)」がこのほど、数千万元(数億円超)の戦略的資金調達を実施した。出資者は合肥包河創投と展示会運営大手の米奥蘭特(Meorient)。今回調達した資金は、独自のAIモデル「Wake-AI」の改良や、スマートグラス向けアプリ開発の加速に充てられる。
李未可科技は2021年に設立され、当初はバーチャルヒューマン「李未可」で注目を集めた。現在はAI搭載のスマートARグラス「Meta Lens chat」や「City AI」などを打ち出している。
City AIの外観は普通のメガネと同じで、重さは約43グラム。自社開発のAIモデルを搭載するほか、DeepSeekなどのAIアプリにもアクセス可能。93言語のリアルタイム翻訳や音声ナビゲーション、AIを活用したメモなどの実用的な機能をサポートしており、バッテリー駆動時間は最大12時間となっている。つる部分のタッチエリアを長押しするか、紐づけたスマートフォンアプリを操作すると、通知音とともにAIアシスタントが起動し、対話できるようになる。なお、音声起動には対応していない。
今回出資した米奥蘭特は、中東や東南アジア、中南米などの「一帯一路」参加国を中心とする海外の展示会運営で、豊かなリソースとネットワークを築いている。李未可科技はスマートARグラスを通じ、海外市場に打って出る企業にリアルタイム翻訳や海外企業との商談サポート機能などを提供していく。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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