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中国動画配信大手の嗶哩嗶哩(ビリビリ)はこのほど、調査会社の央視市場研究(CTR)と共同で「2025年ビリビリ自動車産業白書」を発表した。ビリビリのユーザーで自動車購入を予定している人のうち、約3分の1は初めて購入する人で、免許所有者が占める割合は他社サイトのユーザーに比べて高かった。
スマートカー時代を迎え、中国の自動車消費市場において自動車購入者の低年齢化が進んでおり、自動車は若者の「大型デジタル玩具」に変化しつつある。白書の調査結果によると、初めて自動車を保有する平均年齢は30.5歳だった。うち「00後」(2000年代生まれ)が親の援助を受けて初めて自動車を購入する年齢は22歳まで下がり、ほぼ大学卒業と同時に自動車を購入していることがわかる。「90後」(1990年代生まれ)と「00後」の約4分の1は、初めて購入する自動車の価格を20万元(約400万円)以上に設定しており、中高級車市場の潜在的な購買層となっている。
調査の結果、ユーザーが自動車を購入する際、「自動車の総合評価」「テクノロジー関連知識の説明」「自動運転・スマートキャビンの解説」などを見る傾向が高いこともわかった。また、9割近いユーザーがビリビリで「予習」をするという。ビリビリでは24年、自動車関連コンテンツの投稿数が2.7倍も増加した。ユーザーは特に、「テクノロジー関連知識の説明」と「体験談」を好んで見ている。「テクノロジー関連知識の説明」はその名の通り、コンテンツ投稿者が自動車分野の専門知識と複雑なテクノロジーについて、わかりやすい形で解説したもので、ユーザーが自動車の売りや特徴を理解するのに役立っている。【新華社北京】
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