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AR(拡張現実)グラスブランド「INAIR」を展開する威海多屏未来智能科技がこのほど、シリーズAで数千万元(数億円超)を調達した。威海産投集団(Weihai Industrial Investment Group)が出資を主導し、真知創投(Verity Ventures)などの既存株主も参加した。2022年に設立されて以降の累計調達額は1億元(約20億円)近くとなった。
INAIRは、映画鑑賞やエンターテイメント向けのARグラスブランドとは一線を画し、設立当初からモバイルオフィスでの活用を想定して製品を開発している。現在の製品は第3世代で、大画面での文書編集やビデオ会議などに対応しているため、パソコンを持ち歩く必要がない。
自社開発した空間オペレーティングシステム「INAIR OS」は、マルチモニター環境での共同作業や3Dコンテンツの表示、デバイス間のデータ連携などをサポート。Androidアプリと互換性があり、WindowsやMacなどパソコンとの無線接続も可能だ。また、独自のAIエージェント「INAIR AI Agent」が音声アシストや即時翻訳、文書処理などの機能を提供し、作業効率を向上させる。
INAIRは、ARの次の戦場はモバイルオフィスであり、AIとARの組み合わせがスマートグラスの究極の形だと考えている。今後は製品をさらに改良してユーザーエクスペリエンスを向上させ、グローバル市場の拡大を目指すという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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