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中国自動車大手の浙江吉利控股集団(吉利グループ)傘下で新エネルギー車を手がける「極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」(以下、極氪)がこのほど、2025年1~3月期決算を発表した。
売上高は前年同期比1.1%増の220億元(約4400億円)、粗利率は19.1%と過去最高を記録した。純損失は60.2%縮小し、7億6300万元(約150億円)となった。販売(納車)台数は21.1%増の11万4011台、車両売上高は16.1%増の191億元(約3800億円)、車両販売の粗利率は3.4ポイント増の16.5%だった。
極氪は現在、「Zeekr」と「Lynk & Co」の2ブランドを運営している。Zeekrは30万元(約600万円)以上の高級純電動車(BEV)を展開している。一方、Lynk & Coは20万元(約400万円)以上の小型BEVと中・大型プラグインハイブリッド車(PHEV)に注力し、差別化を図る。
また、同社は積極的に海外進出を進めており、すでに60カ国以上で1200以上の店舗を展開している。純電動SUV「Zeekr 7X」は5月16日に欧州での納車が始まり、プラグインハイブリッドSUV「Lynk & Co 08 EM-P」も近く欧州での納車が始まる予定となっている。
吉利は極氪の株式の約65.7%を保有しているが、5月7日に残りの株式を買い取って完全子会社化すると発表した。買収完了後、極氪の株式は非公開化され、米上場廃止となる見込みだ。
*1元=約20元で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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