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アラブ首長国連邦(UAE)の次世代エアモビリティー(FAM)企業オートクラフトは16日、中国上海市で電動垂直離着陸機(eVTOL)メーカーの上海時的科技(TCab Tech)と調達契約を締結した。契約額は10億ドル(1ドル=約149円)で、上海時的科技が独自開発したeVTOL「E20」を350機購入する。これは現時点で契約1件当たりの規模が中国最大のeVTOL調達意向契約であり、第1陣は中国民用航空局による耐空証明取得後の引き渡しを計画している。
eVTOLはヘリコプターのように垂直に離着陸する空を飛ぶ交通手段で、滑走路を必要とせず、二酸化炭素(CO2)排出を削減し、低騒音などの特徴も持つ。今回の調達契約は、将来的に「空飛ぶタクシー」と呼ばれるeVTOLが中東と北アフリカ地域の低高度空域を利用する観光、空中移動手段など、さまざまな分野で商業運航を実現することを意味する。
「E20」は上海時的科技の旗艦モデルで、設計ベースの航続距離は200キロ、最高時速は320キロ。飛行士1人と乗客4人を搭載でき、都市間と都市内の観光、通勤、巡航などに対応する。
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両社の協力計画によると、オートクラフトは政策遂行に必要な資源や地理的環境、運営の実践経験、現地市場での総合的な優位性を上海時的科技のeVTOL製品の開発・製造・システム統合における技術の蓄積と結合させ、試行事業の準備と商用化を共同で推進していく。【新華社上海】
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