網易(ネットイース)が2019年Q3決算を発表、ゲーム事業の売上高は6期連続で1500億円超

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中国ネット大手の網易(ネットイース)は11月21日、2019年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比11.2%増、前期比22%減の146億4000万元(約2260億円)で、ブルームバーグ予想の174億1200万元(約2690億円)を大幅に下回った。Non-GAAPベースでの純利益は前年同期比74%増、前期比20.5%増の47億3000万元(約730億円)だった。

売上高が前年同期比では安定的な増加となった一方、前期比で大きく減少したのは、傘下の越境EC「ネットイースコアラ(網易考拉)」の売却が影響しているほか、ゲーム事業の売上計上の期ズレ(夏季のゲーム事業の売上は通常、翌四半期に計上される)もその一因だ。また純利益の大幅な増加には複数のM&Aが関係している。ネットイースは第3四半期にネットイースコアラを20億ドル(約2200億円)でアリババに売却し、さらに傘下の音楽ストリーミング事業「網易雲音楽(ネットイース・クラウド・ミュージック)」に対する7億ドル(約750億円)の出資についてもアリババなどと最終合意をした。

ネットイースコアラの売却後、ネットイースのEコマース事業は「網易厳選(Yanxuan)」のみとなった。Eコマース事業の収益の減少に伴い、同社は第3四半期より開示方法を一部変更し、広告事業などを「イノベーションおよびその他事業」に移行した。またオンライン教育事業を手掛ける「有道(youdao)」についても開示を行うようになった。現在、同社が開示するセグメントは「オンラインゲームサービス」、「有道」および「イノベーションおよびその他事業」の三つに再分類されている。

再分類の結果、オンラインゲームサービス事業の売上高は前年同期比11.5%増の115億3480万元(約1780億円)と6期連続で100億元(約1500億円)規模での成長を維持した。また有道の売上高は前年同期比98.4%増の3億4590万元(約53億円)、イノベーションおよびその他事業の売上高は前年同期比4.5%増の27億5050万元(約420億円)となった。

Eコマース事業の一部売却後、ネットイースは中核事業であるゲーム事業にフォーカスするようになり、同事業もネットイースの成長を推し進める最大の原動力となった。丁磊(ウィリアム・ディン)CEOは、「オンラインゲームは我々の事業の基盤だ。既存のゲームに加え、新たに開発したゲームも世界的に着実にユーザー数を増やしている」と述べた。ネットイースのフラッグシップゲームである「夢幻西遊オンライン」の当期売上高は過去最高の記録となったほか、グローバル市場向けの「Knives Out(荒野行動)」、「Identity V」、「Life-After in Japan」もアップルのiOSランキングで好成績を残した。そのうち「Knives Out」は日本iOSランキングでたびたび1位にランクインしている。

ゲーム事業のほか、ネットイースは他の分野にも注力し続けている。丁磊CEOは決算発表の中で、「我々の主な投資分野はオンラインゲーム、オンライン教育、音楽および自社ブランドのEコマースだ。有道が新規株式公開(IPO)を終えた後も引き続きオンライン学習ツール、オンライン授業および人工知能(AI)デバイスに投資し、中国社会における学習の効率化を目指したい」と述べている。
(翻訳:田文)

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