ゲーム実況配信「闘魚」、ナスダック上場後初の決算 MAUは1億6400万人に上る

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ゲーム実況配信「闘魚」、ナスダック上場後初の決算 MAUは1億6400万人に上る

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ゲーム実況動画配信サービス「闘魚(DOUYU.COM)」を運営する「闘魚網絡科技(Douyu Network Technology)が26日、2019年第3四半期の決算報告を行った。

売上高は前年同期比81.3%増の18億5900万元(約289億円)で、市場予想の18億5200万元(約288億円)をやや上回った。売上高総利益率は前年同期の5.6%から17%に伸び、当期純損失が前年同期の2億2100万元(約34億円)から1億6500万元(約26億円)へとやや縮小した。Non-GAAPベースでの当期純利益は同37%増の7220万元 (約11億円)で、3期連続で黒字となった。

月間アクティブユーザー(MAU)は平均1億6400万人で、前年同期の1億4300万人から14.7%伸びた。そのうちモバイルユーザーが同26.1%増の5210万人、有料ユーザーが同66%増の700万人だった。なお、闘魚と同じくゲーム実況を手がけるライブ配信プラットフォーム「虎牙(Huya.com)」は今四半期のMAUが1億4610万人だった。

闘魚の創業者兼CEOの陳少傑氏は、「中国のeスポーツ人口が多いこと、夏休みシーズンに注目タイトルの発表があったこと、モバイル端末の進化によってアプリの使い勝手(UX)が向上したことで、今四半期のユーザー数、とくにモバイルユーザー数は引き続き増加した」と述べ、「コンテンツを継続的に拡充し、UXを強化し、管理システムを改善し、ユーザーの参加度や収益効率を向上させたことで、プラットフォーム全体の収益が安定的に伸びた」とも分析している。

売上高は予想を上回ったものの、調整前当期純利益は引き続き赤字が続いている。この影響を受け、決算発表当日の時間外取引で闘魚の株価は1.57%下落し、終値は7.53ドル(約824円)、時価総額は24億8300万ドル(約2700億円)となった。なお、虎牙の時価総額は47億2400万ドル(約5200億円)。 

闘魚にとって最大の収益源はライブ配信の投げ銭だ。今四半期、ライブ配信事業の売上高は前年同期比83%増の16億6200万元(約260億円)で、総売上高の89.4%を占めた。同事業が伸びた主な理由は、有料ユーザー数とARPPU(ユーザー1人当たりの平均収益)が増加したことだ。また同社はマネタイズ戦略の成功、製品機能の更新、質の高いコンテンツの拡充なども勝因として挙げている。

経済情勢全体の不振により各企業の広告予算も引き締めが強まる中、今四半期の闘魚の広告収入は前年同期比68.5%増の1億9600万元(約30億円)だった。

ライバーについては、闘魚は業界内で最も多くのトップライバーと独占契約を結んでいる。その数は今四半期までに9500人に上っている。これはつまり、契約料やその他関連費用に多額のコストを割くことを意味しており、今後はミドルクラスのライバーも順次育成していく方針だという。 

運営費用については、販売費、マーケティング費、開発および管理費が主だった。それぞれ1億7300万元(約27億円)、1億2000万元(約19億円)、2億3300万元(約36億円)となっている。今年7月に米ナスダックに上場した関係で、一時的に管理費が跳ね上がっている。

なお、第4四半期の売上高は19億6000万~20億3000万元(約305億~316億円)の間と予想されている。

※アイキャッチ画像提供:闘魚

(翻訳・愛玉)

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