バイトダンスのニュースアプリ「今日頭条」、検索エンジン分野でもトップを目指す

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このほど、2015年「バイトダンス(字節跳動)」に入社した朱文佳氏が、バイトダンス傘下のニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」のCEOになった。朱氏はかつてIT大手「百度(バイドゥ)」の検索エンジンのアーキテクトだったが、バイトダンスに入社後もアルゴリズム技術者の中ではトップ3に入っていた。

現在、今日頭条は成長が頭打ち状態に陥っているだ。データによると今日頭条の1日当たりのアクティブユーザー(DAU)は、2018年8月から2019年8月までの間、1.2億人前後から増加していないという。

一方、バイトダンスの創業者兼CEOの張一鳴氏は、今日頭条に関して、最低でも4000万DAU増加という目標を設定している。それを達成するために、今日頭条は検索サービスに力を入れ始めた。CEOの朱氏の専門分野だからというわけではなく、ユーザーがより多くの情報を今日頭条で入手できるようにするためだ。検索サービスは今日頭条が模索しているコンテンツ配信における新しい試みで、今後の成長の原動力の一つだという。

今日頭条の検索エンジン

2年前までは、今日頭条のアプリで情報を閲覧した後、そのまま関連情報を検索するのは難しく、ほとんどのユーザーは今日頭条アプリを閉じ、バイドゥで改めて検索するしかなかった。

今日頭条が使うようなレコメンデーションエンジンと検索エンジンは、融合させやすいはずだ。ユーザーは興味がある分野について検索するため、レコメンデーションエンジンにより正確な推薦ができれば、ユーザー体験も向上する。また、コンテンツの豊富さが検索の質を決めるため、検索とレコメンデーションの融合はユーザーの増加に繋がる。

今日頭条は2017年から検索エンジンチームを組織し始め、 2018年に技術チームへの投資を強化した。朱氏は検索エンジン事業にはまだ改善の余地があり、コンテンツが最も重要だと言っている。チームの構築から2年経った現在、検索チームは検索エンジン領域のトップを目指しているという。

今日頭条の最終目標

バイトダンスCEOの張氏は今日頭条をより大きな事業にすることが夢だという。

2012年、今日頭条は単なるニュースアプリであり、資金調達の際には、他の大手ニュースサイトとどう競争するのかという質問をよく受けていた。7年後の2019年現在、今日頭条はニュースアプリ、ショート動画、Q&Aアプリ、検索サイトなどの分野へ事業を拡大しつづけている。

これまでに、今日頭条は急激な成長も経験し、1年間でDAUが3000~4000万増加したこともある。新しい機能が増えるごとに、ユーザーの増加にもつながるのが理想的だが、現在は成長が停滞している状態だ。

今日頭条は全面的な競争に直面している。多数の競合商品が出てきている現在、コンテンツの質を重視するという原点に戻ったわけだ。

これは今年の戦略にも反映されている。同社はコンテンツクリエーターに関する収益計画を掲げ、今後1万人のクリエーターに月当たり1万元(約15万円)超の報酬を支払うことや、百億に上るトラフィックパッケージの提供、個性的なIPを養成する等の施策により、クリエーターの収益増加を実現する計画がある。また、ユーザーとクリエーターにより良いサービスを提供する予定もある。

情報サイトという分野はDAUが6億もある大きなマーケットだが、完璧なユーザー体験が提供できる企業がないため、現在の複数社が激しく競合する状況となっている。

市場が大きいため、レコメンデーション、検索、コンテンツ、収益化などの面で全面的なレベルアップをしなければ、競争力を高められないと朱氏は語った。

(翻訳:小六)

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