人型ロボットの“顔”に賭けるーー「中国版Ameca」Anywit Robotics、34の自由度でリアルな表情に挑む
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中国の人型ロボット(ヒューマノイド)スタートアップ「無論科技(Anywit Robotics)」がこのほど、プレシリーズAで中国配車アプリ最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)などから数千万元(数億円)を調達した。資金は主に製品の反復的な改良とアップデートに充てられる。
Anywitは2023年12月に設立され、「生命力」を備えたマルチモーダルインタラクティブロボットの開発に注力している。同社が打ち出すヒューマノイドの頭部・顔面コンポーネントは34の自由度を備え、人の目の動きを読み取って、自然な唇の動きで対話することができる。自然で一貫性のある感情表現は、大規模マルチモーダルモデル、独自の感情生成用小規模モデル、さまざまな指令を統合するモーションプランニングシステムを組み合わせることで実現した。
創業者兼最高経営責任者(CEO)の曹栄昀氏によると、同社の頭部・顔面コンポーネントは自由度や表情生成、音声と唇の動きの同期などの面で国内トップレベルであり、英「Engineered Arts(エンジニアード・アーツ)」のヒューマノイド「Ameca」に匹敵する。

歌を歌うAnywitのヒューマノイド
Anywitは現在、教育・研究や接客、映画などのエンターテインメントに利用できるインタラクティブロボットを発売しており、すでに小学校の教育アシスタントとして導入されている。2026年には、標準化された頭部・顔面コンポーネントの量産出荷が実現する見込みだという。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)