BYD、3月販売は30万台に回復も前年割れ テスラが6四半期ぶりに逆転
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中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)が発表した2026年3月の新車販売台数は、前月比58%増の30万222台となった。春節(旧正月)の影響による前月の低迷からは大幅な回復を見せたものの、市場競争の激化を背景に前年同期比では20.5%の減少となった。
2026年1〜3月期の累計販売台数は、前年同期比30.01%減の約70万500台と厳しい立ち上がりとなった。うち、純電動自動車(BEV)の販売台数は25%減の31万389台だった。
一方で、国内市場で苦戦を強いられるが、海外展開は加速している。3月の乗用車とピックアップトラックの輸出台数は前年同期比65.2%増の11万9591台と急増し、グローバル戦略の着実な進展を裏付けた。
技術面では、充電速度と低温時の性能を大幅に向上させた第2世代「ブレードバッテリー」や、充電速度の記録を塗り替えた「閃充(フラッシュ充電)」技術を投入した。さらに、独自の運転支援システム(ADAS)「天神之眼」の普及を全車種で進めるなど、技術力による巻き返しを図る。
競合動向を見ると、米国テスラの1~3月期の世界販売台数は前年同期比6.3%増の35万8023台に達した。中国や欧州市場での需要回復が追い風となり、四半期ベースでのBEV販売台数でテスラが6四半期ぶりにBYDを抜き、首位を奪還した。
(36Kr Japan編集部)