スマートグラス「NIMO」、数十億円超を調達 超小型ディスプレーと眼鏡店網で市場開拓

NIMO

スマートグラスブランド「NIMO」を展開する「比特幻境(BitFantasy)」はこのほど、エンジェルラウンドで数億元(数十億円~百数十億円)を調達した。最新の企業評価額は15億元(約360億円)に達した。出資者は博華資本(Broad Vision Funds)、戈壁創投(Gobi Partners)、元禾璞華(Oriza Hua)、尚勢資本(iSeed Capital)など。調達した資金は製品開発、販売チャネルの拡大、海外市場の開拓に充てられる。

NIMOは2026年4月に初の製品を発売した。表示機能と日常的なかけやすさを重視し、カメラや音声など一部の機能はあえて絞り込んでいる。同社によると、製品には0.06インチのマイクロLEDマイクロディスプレーチップを採用。独自開発した光学エンジンは体積わずか0.03立方センチメートルで、テンプル前方のヒンジ部分に組み込まれている。さらに厚さ0.6ミリメートルの体積ホログラフィック導波路レンズと組み合わせることで、情報表示機能を備えながら、一般的な眼鏡に近い外観を実現したという。

共同創業者の何迪龍氏によると、公称重量は約29グラムで、表示機能付きAIスマートグラスとして業界で初めて重量30グラム以下を実現したという。度付きレンズを組み合わせた場合は、度数やレンズの屈折率によって異なるものの、装着時の重量は約34~36グラムとなる。

NIMOは現在、月間数千台を販売しているとされ、眼鏡チェーン「LOHO」の実店舗での販売展開を進めている。また、香港上場の眼鏡メーカー「雅視光学(Arts Optical)」とも協力関係を深めている。

何氏は、従来型の眼鏡店が単なる販売チャネルにとどまらず、視力測定や眼鏡の作製、試着、レンズ交換、アフターサービスまで提供できると説明する。こうした店舗網を活用することで、スマートグラスを消費者が普段眼鏡を購入する場に浸透させたい考えだ。

*1元=約24円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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