保険レビュー専門の「深藍保」がシャオミから16億円を調達、利用者数180万人へ

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保険レビュー専門の「深藍保」がシャオミから16億円を調達、利用者数180万人へ

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本年1月末、保険レビュー会社「深藍保(shenlanbao.com)」が新しい資金調達を完成したと発表した。調達した金額は1億元(約16億円)弱で、出資者は中国のスマートフォン大手「シャオミ(Xiaomi、小米科技)」だ。

深藍保によると、今回の資金調達完了後、社内の管理を一層改善し、商品、サービス、法務等の業務水準を整備・向上させる予定だという。また、単純な保険のレビュー事業以外に、今後は保健の産業チェーンにおける自社の役割について、更に深く堀り下げる予定だという。

深藍保は2016年に設立されており、保険レビュー専門機関という位置づけだ。現在、従業員は170人で、SNSサービスの「微信(Wechat)」で開設した公式アカウントとミニプログラム「深藍保測評」を通して、保険に関する知識の普及、保険のレビュー、音声オンライン講座等のサービスを提供する。同社のオフィシャルサイトによると、現在、ユーザーが180万近くおり、2019年度のインターネットでのコンテンツ露出回数が10億を超え、レビューした保険商品の数が1000を超えた。また、音声配信サービス(講座を含む)の累計再生回数が150万回を超え、オンラインラジオプラットフォームの「喜馬拉雅(ximalaya)」、「蜻蜓FM(QingTing FM)」との間で、講座配信サービスに関する提携を行っている。

2012年以降、中国の保険業界は毎年高水準の保険料増加を維持している。中国の銀行保険監督管理委員会のデータによると、2019年1月~11月における全国の元受保険の保険料売上高は2兆7819億元(約45兆円)に達し、業界全体が成長における勢いを保っている。医療保険の分野においては、ここ数年、インターネットプラットフォームが迅速な発展を遂げている。

図は深藍保のミニプログラム「深藍保規劃」より

深藍保のビジネススキームもインターネットプラットフォームと類似のものだ。公式アカウント等によるコンテンツの提供サービス以外に、ミニプログラム「深藍保規劃」により、コンサルティング、保険商品の販売、保険金の申請等のサービスをワンストップ式で提供している。同ミニプログラムのデータによると、現在のユーザー数は2.3万、カスタマイズした保険プランが4.2万近くあり、コンサルティング時間が計4万1395時間になっている。

深藍保の創業者許春波氏はかつて報道陣に次のように語ったことがある。保険業界では新しい商品が次々に開発されているが、多くの消費者の要望は満たされておらず、また、一部の保険業者は消費者の利益という観点から考えていない。深藍保は客観的かつ中立的な第三者として、消費者が自分に適した保険商品を選択できるようサポートすることを目標にしているという。

2020年、第三者インターネット保険プラットフォーム業界の淘汰・再編が進み、新しい課題が続々と登場している。例えば、業界全体の集客コストが高い水準まで上がったため、多くのプラットフォームがより多くの保険商品を開発しながら、オフライン業者との連携も展開している。一方、保険業者のライセンスを保有する企業もオンラインプラットフォーム事業に参入し始めている。昨年12月に発布された「インターネット保険業務管理監督弁法(意見募集稿)」により、第三者保険プラットフォームはより厳格的な管理監督下に置かれるようになり、今後同業界の規範化も進んでいくと思われる。

(翻訳:小六)

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