ショート動画大手「Kwai(快手)」の海外戦略が再始動 ラテン・アメリカを中心に展開

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ショート動画プラットフォーム大手「抖音(Douyin、海外では「TikTok」)」と「快手(Kuaishou、海外では「Kwai」)」にとって、中国国内では市場のさらなる拡大が難しくなった今、海外市場の開拓が重要な意味を持つ。

消息筋によると、快手は現在メキシコとアルゼンチン進出を目指しており、この両国で動画コンテンツ運営とSNS運営のスタッフを募集している。

求人情報によると、仕事の内容には以下の業務が含まれる。メキシコとアルゼンチン両国の市場開拓、コンテンツ制作会社またはMCN(マルチチャンネルネットワーク)および個人のコンテンツ制作者の選定と育成、現地の祝祭日に合わせたオンライン・オフラインイベント企画、口コミ情報の確認と競合分析である。また、スペイン語が堪能であることを必須条件としている。

快手による海外市場の求人情報はほかにも多数あり、業務内容は上記のものと類似している。それらを見る限り、ラテン・アメリカ地域のほか、東南アジア、インド、ロシアへの進出も考えているようである。

快手はこれまでブラジルで一定の成功を収めてきたため、ラテン・アメリカでさらに展開したいと考えるのは自然なことだ。2019年11月初頭、ブラジル版のKwaiアプリのDAU(日間アクティブユーザー)は700万を超え、2019年7月〜11月までの間に、度々ブラジルのアプリランキングトップになった。快手が展開する別の動画サービスである「VStatus」もブラジルで大きな人気を呼び、アプリランキングで第二位になっている。

ブラジルの数字は中国国内のDAU3億以上と比べればまだ少ないが、海外戦略の調整を繰り返してきた快手にとっては良い成績だと言える。

2018年12月末、快手の海外事業部のトップが交代し、海外版のKwaiの担当チームと新規の海外サービスを開発しているチームが統合され、人員が削減された。その後快手の戦略が変わったことで、海外チームは再び規模を拡大し、組織を再度改編している。

混乱した局面がしばらく続いたが、2019年6月、快手は海外市場開拓の再始動に踏み切り、ラテン・アメリカを中心に業務を進めてきた。

快手は海外事業を重要な成長戦略と位置づけ、予算を惜しまずに投入しようとしている。ラテン・アメリカだけではなく、中国と距離的に近いロシアや東南アジアも重要な市場だ。実際、Kwaiアプリは2018年上半期に、ロシアと東南アジア7カ国のGoogle Play、App Storeランキングでともにトップに立ったことがある。当時の成功が長続きできなかったことを反省し、快手は再びこの2つの市場に立ち戻ろうとしている。

海外進出を目指すショート動画プラットフォームにとって、この2つの市場は素通りできない存在だ。特に東南アジアは、TikTokとアリババ傘下のショート動画プラットフォーム「VMate」がともに海外進出の第一歩にするほど重要視されている。

ショート動画プラットフォームは、中国国内で大きな成長を望めない以上、海外市場をどのように開拓していいくのかが、今後の焦点になるだろう。

(翻訳:小六)

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