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女性向けファッションに特化したソーシャルEC「蘑菇街(MOGUJIE)」が苦境に陥っている。同社がこのほど公布した決算報告によると第3四半期の総売上高は前年比26.6%減となり純損失は16億3000万元(約248億円)、前年同期の4220万元と比べると37.7倍の拡大となった。同社の巨額損失は新業務買収が市場予測に達しなかったことによる「のれん代減損」によるものだ。
現在、同社は全社挙げてライブ配信ECへの転向を図っている。ライバーの育成と商品規模において、新規ライバー5,000名、ライブ商品サプライヤー2,000社を追加している。ライバー人材の確保とライブ配信商品規模のいずれも拡大している。
解説:
蘑菇街は女性向けファッションに特化したソーシャルECで、淘宝(TAOBAO)など全商品を取りそろえるトップECと比べると核心的競争力に欠ける。品不足、女性ファッション分野特化のうまみがなくなったことでユーザーアクセス量が大幅に減っていた。ライブ配信へ転向し会社業務をけん引しようとしても、やはりアクセス量と資源においてはトッププラットフォームの市場枠組みを突破することは難しい状態にある。
※本記事は「中国商業新聞CBNS」の提供です。
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