中国フリマ界で新ユニコーン誕生、フリマアプリ「転転」と中古スマホ販売「找靚機」が合併 評価額18億ドルへ

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中古品取引プラットフォーム「転転(Zhuanzhuan)」と中古スマートフォン取引プラットフォーム「找靚機(Zhaoliangji)」が戦略的合併に向けて、実質的な協議を始めており、合併後の企業評価額は18億ドル(約1915億円)を超えると見られている。合併後、找靚機は転転グループの子会社として、独立したブランドを継続し、中古3Cデジタル機器(パソコン、通信機器、家電製品)分野におけるBtoC市場を更に開拓していくとのこと。

転転は総合中古取引プラットフォームとして、2015年11月12日にローンチされ、2019年9月にシリーズBで3億ドル(約319億円)を調達した。出資者は既存株主の大手クラシファイドサイト「58同城(58.com)」とIT大手のテンセント(騰訊)。現在、転転は登録ユーザー数が2億人を突破しており、WeChat Pay(微信支付)のウォレットメニュー内にリンクが設置されている。同じくCtoCモデルで運営されている総合中古取引プラットフォームとしては、アリババ傘下のフリマサイト「閑魚(Xianyu)」があるが、閑魚がSNSに重点を置くのとは異なり、転転は中古スマートフォンなど3Cデジタル機器というコアカテゴリーに重点を置いており、男性ユーザーの比率も閑魚より高い。

找靚機は中古スマートフォン特化型プラットフォームで、主に直営のBtoCモデルを採用している。モバイル・インターネット調査会社「QuestMobile」のデータによると、找靚機の2020年3月のMAU(月間アクティブユーザー数)は不用品取引プラットフォームの中で第3位に躍進し、僅差で閑魚と転転に続いている。モバイル関連情報サイトの「Aurora Mobile」が3月31日に発表したレポートによると、中古スマートフォン取引を主目的とする全アプリの中で、1位が転転、2位が找靚機となっており、找靚機のDAU(デイリーアクティブユーザー数)は116万900人と、第3位の4倍以上である。

(翻訳・普洱)

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