ファーウェイ傘下「Honor」がIoT新製品を多数ローンチ スマートTVは3万円台

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ファーウェイ傘下「Honor」がIoT新製品を多数ローンチ スマートTVは3万円台

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ファーウェイのサブブランド「Honor(栄耀)」が5月18日、スマートライフ家電新製品発表会を開催、スマートTV(スクリーン)「X1」シリーズ、スマートタブレット「V6」、ノートパソコン「MagicBook Pro」、Wi-Fiルーター「Router3」など多くの新製品を発表した。

HonorのloT戦略で特に重要なのはスマートTVシリーズだ。発表会の後、Honorの趙明総裁は、今後スマートフォンは個人用の管理システムになり、スマートTVはスマートハウスの管理システムになると語った。

スマートTV「X1」は、フラグシップスマートフォンと同じく自社開発のWi-Fiチップセット「Hisilicon Hi1103」を搭載し、秒速でスリープ解除や起動ができ、マルチタスクにも対応する。4K超高精細フルスクリーン(3840×2160)やMEMC(モーション予測・モーション補正)、DCIコントラスト拡張などを搭載して高画質化を実現しているほか、HUAWEI Histenのサウンド効果で音質もすばらしい。

HonorはスマートTVをテレビというよりも「未来のスクリーン」と位置付け、双方向性やコンテンツエコシステムにも配慮している。

たとえば、近距離無線通信(NFC)でのワンタッチミラーリングや複数デバイスの同時ミラーリングに対応しており、スクリーンを2つに分けて使うこともできる。音声インタラクションでは5メートル以内の人間の声を認識し、標準中国語以外に広東語や四川方言での対話も可能である。「華為視頻」「酷喵TV(YOUKUテレビ版)」「マンゴーTV」「極光TV(騰訊視頻テレビ版)」といった動画アプリや音楽ソーシャルアプリ「全民K歌」、学習コンテンツもプリインストールされている。

スマートTVの価格は65インチが3299元(約5万円)、55インチが2299元(約3万5000円)だ。同発表会では他にも5GとWi-Fi 6をサポートするフラッグシップタブレット「V6」(販売価格は不明)やWi-Fi 6対応スマートルーター(219元 / 約3300円)、ノートパソコン「MagicBook Pro」(5999元 / 約9万円より)などがローンチされた。

趙総裁は2020年の新年スピーチで「1+8+N」戦略計画に言及した際、2020年を「スマートデバイスとIoTブランドでのチャレンジ元年にする」と語っていた。スマートフォンのほか、パソコン、タブレット、スマートTV、スマートスピーカー、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートカー、スマートイヤホンおよびその周辺ハードウエアの開発に注力するという。

Honorにはまだ販売していないloT製品のカテゴリがある。Honorは自社開発に加えてスマートホーム用プラットフォーム「HiLink」を始動させており、他社メーカーにHonor製品の設計や製造に加わってもらい、製品の充実を図る。

着実にIoTの道を歩むHonorは、今後また「シャオミ(小米科技)」と対決するかもしれない。シャオミ側にはスマートバンド、スマートスピーカー、スマートTVなどの売れ筋商品がすでにあり、利益率の低いハードウェアデバイスを拡大しながら、利益率の高いインターネットサービスで売上をカバーするという手法を取っている。Honorの趙総裁は発表会の後、同社のスマートTVはHuaweiの情報通信技術に基づいて通信ネットワークに接続され、起動広告も出ないと語った。

HonorがIoTに参入する際の強みは、親会社のファーウェイが自社開発するチップやOS、標準プロトコルを使用できることだ。現在の価格設定で言えば、2299元から買えるスマートTVはエントリーモデルの価格帯だ。これは、HonorがloTでもコストパフォーマンス重視路線を継続する可能性を示しているが、これほどの薄利でも利益を出せるかは、他の製品の販売量をどれほど増やせるかが勝負になるだろう。

同業他社に言及した際、趙総裁は「製品+サービス、超高品質+サービスがIoT競争に勝つためのカギとなる。安かろう悪かろうではゴミと同じだ」とコメントした。
(翻訳・永野倫子)

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