中国音声配信で初上場の「Lizhi(荔枝)」、2020年1QはMAU5000万人超も損失拡大

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5月22日、音声コンテンツ配信プラットフォーム大手の「茘枝(Lizhi)」が2020年第1四半期(1月1日~3月31日)の財務報告書を発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりオンラインオーディオ業界は恩恵を受け、茘枝のアクティブユーザー数及び課金ユーザー数が増加した。MAU(1ヶ月当たりのアクティブユーザー数)は前年同期比34%増の5450万人、課金ユーザー総数は前年同期比60%増の45万300人に達した。しかし売上高が増加する一方で、損失はさらに膨らんでいる。2020年第1四半期の同社の売上高は前年同期の2億6000万元(約39億円)から42%増加の3億7000万元(約56億円)だったが、純損失は前年同期の1140万元(約1.7億円)から300%増加して4820万元(約7.3億円)に達し、運営コストは前年同期比37%増の1億2060万元(約18億円)となった。

中国の市場調査会社「iResearch」が発表した『2020年中国オンラインオーディオ業界研究レポート』によると、総合音声コンテンツ配信プラットフォームの中で、「Ximalaya(喜馬拉雅、日本版サービス名は「Himalaya」)」、茘枝、「蜻蜓FM(QingTing FM)」は業界をリードするトッププラットフォームである。評価額はXimalayaや蜻蜓FMに及ばないものの、茘枝は先に米国上場を果たしている。業界初の上場企業である茘枝は毎年の損失計上のために、上場直後に甚だしく物議を醸したが、その状況はその後も改善されていない。わずか4ヶ月の間に、同社の時価総額は5億ドル超から2億ドル足らずへと下落している。

現在、音声コンテンツ配信業界では、ユーザーの課金転換率がおしなべて低く、茘枝の財務報告書で示されたユーザー課金率もわずか0.78%となっている。このような現状に直面し、業界が如何にしてこの状況を打破するのか、依然として未解決のままである。

(翻訳・浅田雅美)

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