テンセントが「オンライン展示会」に本腰、3D化やライブ配信などリアル以上を追求

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63年の歴史を持つ中国最大規模の貿易展示会「広州交易会」が、今年はオンライン開催されると発表されてから間もなく、IT大手のテンセント(騰訊)は同イベントの技術サービス提供を担当すると発表したが、同社はこの特殊な時期のための展示会ソリューションを独立させ、持続性のあるクラウドサービスとして立ち上げたいと考えている。

5月15日、テンセントは様々な業界向けに展示会のデジタル化モデルを提供する「クラウド展示会」ソリューションを発表した。オンラインの展示支援については、出展企業が写真やテキスト、動画、3Dなどを活用して商品を披露したり、ライブ配信により直観的に商品及び企業情報が紹介できるように、同ソリューションがサポートする。サプライヤーとバイヤーのマッチングについては、同ソリューションは、インテリジェントサーチ及びレコメンドによりニーズのマッチングを行い、インスタントメッセージ、スマート翻訳、ビデオ会議による「対面」交渉を実現させる。

テンセントの曽佳欣副社長は、テンセントの「クラウド展示会」のデジタル化能力を3つの部分に分けて説明した。イベント開始前は「顔認証入場」により、行列やチケット購入などの煩わしさを排除することができる。イベント中は、ライブ出展、オンラインガイド、サブフォーラム予約が可能となる。さらに重要なのは、イベント終了後だ。従来の展示会では、バイヤーは展示会参加後、実際の買付まで長期間を待たねばならず、「アフターサービス」がとりわけ重要になってくる。テンセントは企業向けコミュニケーションプラットフォーム「企業微信(WeChat Work)」やミニプログラムなどを活用して、サプライヤーとバイヤーの双方でコミュニケーションの追跡を可能にし、また双方に関連資料も提供できる。

(翻訳・Zhihang)

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