中国・台湾系ミルクティーブランドの海外進出 甘くない実情

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中国・台湾系のミルクティーブランドが海外市場で市場シェアを伸ばしている。

長蛇の列になるほどの人気や文化の輸出など、魅力的な言葉で語られるが、海外のミルクティー加盟店の実情はそれほど甘くはないかもしれない。

海外では開業に8000万円近い資金が必要

「CoCo都可(ココトカ)」は積極的に海外市場に進出し、近年はオーストラリア、日本、米国などで多くの市場シェアを握っている。

同社は海外での店舗展開に際し各地域にエリアパートナーを置く方法を取っているが、加盟条件は中国国内よりも厳しい。

日本地区を例にとると、加盟店の開業には、現地に資産や会社を保有し、400~500万元(約6200~7800万円)の資金準備ができることが条件となる。

日本のCoCo都可で長蛇の列

海外市場の先頭を走るのはもはや「喜茶(HEYTEA)」にあらず

海外で活躍しているブランドには、「happylemon(快楽檸檬)」、「Gong cha(貢茶)」、「春水堂(チュンスイタン)」、「蜜雪冰城(Mixue Bingcheng)」などもある。

当時、happylemonは日本企業と提携して日本で1号店を出した。その後、東京からニューヨーク、ボストン、カナダのトロント、韓国ソウルなどに店舗を置いている。

しかし、海外で成功したミルクティーブランドと言えば、やはり春水堂だろう。

春水堂は当初海外進出に消極的だったが、2013年に日本で1号店を開業し、当時は1日に1000杯を売り上げるほど人気が出た。注目しておきたいのは、春水堂は中国人留学生だけではなく多くの日本の若者を魅了し、ミルクティーをブームにしたことだ。

成功者が現れると、自然と後に続く者が出てくる。中国の新茶ブランドはついに2018年頃から世界を席巻し始めた。

同年、蜜雪冰城、CoCo都可、「奈雪の茶(なゆきのちゃ)」、「HEYTEA(喜茶)」などが相次いで海外に進出した。

ただ、現在海外で評判がいいのは、本国で一大ブームを巻き起こした新興系のトッププレーヤーよりもむしろhappylemon、CoCo都可、「THE ALLEY(鹿角巷)」などの二番手だ。ミルクティー海外進出の流れは変わらないが、主役が取って代わった。

奈雪の茶シンガポール店

世の中に「損しない」商売などない

実際、現在のミルクティーブランド間の競争で最も顕著な問題は、消費者のそれぞれの好みに合わせ、さらに他とは違う新しい商品やスタイルで差別化できるかどうかだ。

海外進出はブランドの知名度やバリューを上げるが、同時に原料の品質、サービス、マネジメントのレベルも引き上げる必要があり、国内も海外も同時に展開するのは容易ではない。資金面のリスクも大きい。

企業にとって大きな挑戦であり、加盟業者にとってもハードルは高い。

確かに、海外進出は新しい流れではあるが、世の中に「損しない」商売はない。拡大競争が続いているが、自身のブランドの実情をよく見つめなおす必要がある。(翻訳・二胡)

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