ファーウェイ傘下「Honor」がゲーミングPCを発表 スマートウォッチも充実化

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ファーウェイ傘下の携帯ブランド「栄耀(Honor)」は9月中旬に北京で発表会を実施した。今回は新型スマートフォンのリリースはなく、発表会はスマートウォッチとゲームの発表が中心となった。

周知の原因により、ファーウェイはハイエンド半導体の調達に関して深刻な影響を受けており、このため製造プロセスに関する要求がより低く、事業規模もより大きなIoTが同社と栄耀にとっての今後の重要な主戦場となりつつある。また両社はIoT分野において早くから「1+8+N」(1はスマートフォン、8はパソコン、スマートスピーカー、スマートウォッチなどの各種端末、Nはその他スマート製品)と呼ばれる方向性を掲げている。今年以降、栄耀はIoT戦略を継続的に展開しており、製品のSKUも拡大を続けている。

発表会に登壇する栄耀の趙明CEO 写真は公式サイトより

栄耀が今回発表した中で目玉となる製品はゲーミングノートPC「Hunter V700」だ。同社は2018年からノートPCのリリースを始めており、現在は「Magicbook 2019/2020」、「Magicbook Pro 2020」といった複数のバリエーションを展開しているが、今回のゲーミングノートPCは明らかに新たな製品ラインナップとなる。

同ノートPCのディスプレイは業界で一般的な15.6インチより少し大き目の16.1インチで、プロセッサーはインテルのCOREi7-10750H、またグラフィックカードはエヌビディアのレイトレーシング対応独立型GPUであるGeForce RTX 2060を採用しており、販売価格は7499元(約11万6000円)からとなっている。

ゲームやeスポーツはここ数年、ユーザーの定着度が強く使用時間も長い使用シーンの一つとなっている。ゲーミングスマホ、ゲーミングノートPCといった関連端末デバイスは比較的ニッチな製品であり、スマートフォン市場と比べると頭打ちの段階には来ていない。このため栄耀はゲーミングブランド「Honor Hunter(栄耀猟人)」を立ち上げ、今回の製品がこのブランド初の商品となった。

栄耀はHunterをMagicと同様、複数の製品ラインナップをカバーする主力シリーズとし、差別化を図ることでユーザーを獲得したい考えだ。ゲーミングノートPCに加え、ノートパソコン、ディスプレイ、タブレット、スピーカー、車載装置、イヤホン、スマートグラスなどの製品をHunterブランドからリリースされる予定だという。

同社はこの他にもスマートウォッチ「Watch GS Pro」と「Watch ES」を重点的に発表した。栄耀のスマートウォッチは「Magicwatch」シリーズのみで、リリースされた製品は多くない。

スマートウォッチはウェアラブルデバイスの中で成長が最も著しいカテゴリーの一つだ。GS Proはアウトドアシーンでの使用にフィーチャーし、販売価格は1599元(約2万8000円)から。またESはデザインをセールスポイントに掲げ、ウェアラブルデバイスが最もよく使われている健康管理シーンに切り込み、価格は599元(約9000円)からとなっている。

これらのプロダクトから分かるのは、栄耀がゲームシーンを通じて若者ユーザーのニッチ市場に切り込もうとしている点だ。現在、栄耀とファーウェイのスマートフォン事業は外部から大きな圧力を受けており、今後の可能性や成長性のポテンシャルの行方については、栄耀のIoT事業拡張の成果、さらには新ブランドHunterの市場パフォーマンスを見守る必要がある。
(翻訳・神部明果)

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