バイドゥ(百度)のAIアシスタントは通話が可能に、We Chatに接続するアプレットの準備も

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バイドゥ(百度)のAIアシスタントは通話が可能に、We Chatに接続するアプレットの準備も

百度新升级的AI能打电话了,还准备开放小程序生态直指微信

“造车和造PPT不一样,”李彦宏说,但百度去年吹的牛,今年实现了。今日百度AI开发者大会,李彦宏宣布,百度全球首款L4级自动驾驶巴士实现量产,这款搭载Apollo的无人小巴“阿波龙”目前已产出100辆。
除无人载客车外,百度还正式发布“新石器”载货无人驾驶小车。此前在6月CES上,新石器已有展示,该车适用简单场景低速自动驾驶。

为将AI落地,百度今日在AI芯片领域又下一城,“昆仑”云端全功能AI芯片。

软件进展层面,百度大脑、阿波罗、DuerOS均更迭至3.0版本,百度AI客服还秀了一把AI打电话的技能,跟谷歌5月展示的AI语音智能助手主动打电话订餐厅有点类似。

此外,百度还着重介绍了智能小程序,并预备用全域流量推。除百度系App外,智能小程序还可嫁接外部合作伙伴App。其目标直指微信小程序。

阿波龙实现量产,还将销往日本

去年百度世界大会,李彦宏曾许诺,2018年7月百度无人驾驶车将量产。

在铺垫一系列如“创新有风险”、 “造车跟造PPT不太一样”、“造车常有延迟交付”后,他宣布与金龙合作的小巴“阿波龙”已下线100台。

36氪在6月CES上看过“阿波龙”实物,该车搭载Apollo L4级别自动驾驶解决方案系统,全车没有方向盘,油门和刹车踏板。

量产车将发往北京、雄安、福建平潭、深圳、碧桂园、日本东京等地,此前百度在北京、平潭、深圳等地区拿到了自动驾驶路测牌照。

向日本输出,涉及百度与软银旗下自动驾驶技术研发公司SB Drive的合作。据李彦宏介绍,阿波龙在日本将用于核电站园区内接驳,和老年人社区内的老年人接送。

李彦宏还表示,2018年将是自动驾驶产品化元年。

百度大脑3.0亮点:昆仑AI芯片、多模态深度语义理解

百度自研AI芯片的大环境背景是,无论如谷歌、Facebook等国外科技巨头,或阿里、腾讯等中国玩家,都已纷纷走上投资或自研芯片的道路。

继去年与赛灵思合作的云计算加速芯片(基于FPGA)、DuerOS智慧芯片后,百度今日发布了一款“昆仑”云端全功能AI芯片。据李彦宏介绍,相比过去FPGA做的芯片,昆仑计算力提升约30倍,100+瓦特功耗下可提供260Tops性能。

这款芯片主要针对语音、NLP(自然语言处理)、图像等方面优化了性能,未来将在智能设备、智能汽车等上有应用。

但36氪获悉,昆仑芯片还在流片,没有量产。

除新增AI芯片作硬件层面支撑外,百度大脑3.0核心突破在于多模态深度语义理解——机器获得文本、语音、视频等多模态信息后,能理解信息背后的含义。

比如,现场百度AI客服“仿真人”打电话给用户就是百度大脑3.0的场景示例:AI客服拨打电话给购买百度A开发者大会门票的客户,确认参会时间。从36氪看的视频演示看,整个沟通过程较流畅,不过因为“机器人声”略明显还是被接电话方察觉到对方非真人。相对而言,谷歌Duplex语音助手打电话更“以假乱真”。

此外,阿波罗、DuerOS均更迭至3.0版本。围绕DuerOS的迭代主要体现通过提供解决方案铺量,在此基础上,拓展商业化和内容,一方面拿出1亿元支持开发者开发技能,并使后者可借此分成;另一方面,百度与唱吧、VIPKID等企业合作补齐内容短板。

全域推智能小程序,直指微信小程序

昔日失之轻应用的百度,今天正式发布智能小程序,目标直指微信小程序。

类似前段时间小度音箱请蔡康永做营销宣传,百度智能小程序找来了说唱歌手孙八一。他是百度AI开发者大会上首位邀请的娱乐圈明星,可见百度对推广智能小程序的重视。

百度副总裁沈抖表示,将用百度全域流量推智能小程序,除固定入口外,搜索和信息流的流量也可接入小程序。

早在4月,百度小程序苗头初显时,36氪曾体验过当时唯一一款优信二手车小程序,基本与微信小程序类似。

现在,为解构腾讯建的封闭小程序生态,百度智能小程序一是降低迁移成本,开发者简单修改代码即可实现,二是接入百度大脑3.0的核心AI能力,三是将开放小程序生态,沈抖提到百度智能小程序将在年底开源,这意味着,除百度系App外,在外部App,DuerOS智能家居、Apollo平台端都可运行。对开发者来说,开发一次应用即可。

目前,沈抖透露了两家将上线智能小程序的外部合作伙伴,哔哩哔哩、58同城。

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「車の製造はパワーポイントのドキュメントを作るのと同じではない」。中国最大のサーチエンジン・バイドゥ(百度)のCEOロビン・リー (李彦宏、以下 リー氏)はこのように発言したが、実際に今年になって、バイドゥはその「車の製造」を実現した。

2018年7月4日、リー氏はバイドゥが主催した AI開発者会議において、世界初となるL4クラス自動運転バスが同社において量産体制に入ったと発表した。AIシステム「Apollo」を搭載した小型バス「アポロン(阿波龍)」は既に100台近く生産されているという。

またバイドゥはアポロンに加え、貨物運搬用自動運転ミニカー「新石器」について正式に発表した。これまでは6月のCES (Consumer Electronics Show) Asiaで展示していた。比較的シンプルなシーンでの低速自動運転に適しているだろう。

さらにAI分野の将来をも見据えて、バイドゥはAI用チップ「崑崙(Kunlun)」にも着手している。これはクラウド活用型高機能AIチップである。

ソフトウェアの進捗においては、AI技術のオンラインプラットフォーム「百度大脳」、自動運転プラットフォーム「Apollo」、AIアシスタント「DuerOS」が共にバージョン3.0へ更新された。AIを導入した顧客サービスも向上している。AIによる架電機能などは、今年5月にグーグルの音声アシスタント「Google Duplex」がレストランや美容院を電話予約したというデモンストレーションがあったが、それに類似したものである。

また、バイドゥは「スマートアプレット」について繰り返しアピール。同分野を全域的に推し進めていく準備があることを強調した。バイドゥ系アプリにだけではなく、外部のアプリにも対応できるという。この外部のアプリとはつまり、WeChatのミニプログラムのことを指している。

アポロン量産、さらに日本に販売も

リー氏は前年、「2018年7月には自動運転車が大量生産されるようになる」と約束した。

同氏は「イノベーションにはリスクが伴う」「自動車の生産とパワポ資料を作成するのとはわけが違う」「自動車製造というのはいつでも納期が遅れるものだ」などと一連の伏線を述べたのち、バス車両製造企業キンロン・バス(金龍客車)と共同制作した自動運転小型バス「アポロン」がすでに100台目の生産に入ったと発表した。

36Krの記者は6月、CES (Consumer Electronics Show) Asiaで自動運転バス「アポロン」の現物を見たが、L4レベル自動運転ソリューションシステムが搭載されており、確かにハンドルも給油口もブレーキペダルも見られなかった。

量産されたアポロンは、北京、深セン、雄安(河北省)、平潭(福建省)、また東京などへの出荷が計画されており、北京、深セン、平潭などではドライブテストの許可を取得したとのことだ。

日本への輸出は、バイドゥとSoftbank傘下の自動運転技術開発会社「SB ドライブ」との協業。 リー氏によると、「アポロン」は将来、日本の原子力発電所敷地内での職用車としてや、高齢者が多く住まう団地内の送迎車として使用されるという。

リー氏は、「2018年が自動運転の製品化元年となる」とも述べている。

百度大脳3.0のハイライト:マルチモーダル・ディープ・ラーニングによる語彙理解力

バイドゥがAIチップの独自開発に至った背景には、GoogleやFacebookなど海外の技術大手や、アリババ(阿里巴巴)やテンセント(騰訊)などの中国企業が既にこの分野への投資や自社開発に乗り出しているという状況がある。

バイドゥは昨年、米国の半導体企業・ザイリンクスと提携したクラウドコンピューティングアクセラレーションチップ(FPGAベース)とDuerOS AIチップに続き、クラウド活用型高性能AIチップ「崑崙(Kunlun、以下クンルン)」を発表した。リー氏によると、クンルンの計算力は従来のFPGAチップの約30倍であり、消費電力100ワットで260Topsの性能を発揮することができるという。

このチップは、音声、NLP(自然言語処理)、画像などのために最適化されており、将来スマートデバイスやスマートカーなどでの使用が想定されている。

しかし、36Krの取材では、「クンルン」チップはまだフローチャートの段階であり、量産には至ってないという情報を得ている。

ハードウェアレベルを支えるAIチップに加えて、百度大脳3.0のブレークスルーポイントはマルチモーダル・ディープ・ラーニングによる語彙理解力にある。これにより機器はテキスト、音声、ビデオなどのマルチモーダル情報を得ると、情報の背後にある意味までも理解するようになるという。実際にバイドゥのカスタマーセンターが音声アシスタントを使用して顧客と通話を試みるデモンストレーションがあるが、36Krの記者がこれを見たところ、やり取り全体としてとてもスムーズな印象だった。ただ音声が明らかな“ロボット音声”だったため、電話の受け手は通話相手が人間でないことにはすぐに気付くだろう。比較としては、Googleの Duplexの音声の方がよりリアルな人間の声に近い。

さらに、ApolloとDuerOSはすべてバージョン3.0にアップデートされている。DuerOSの周辺での症状は反復的に処理され、更なるソリューションを提供できるようになっている。さらにこれを基礎として、商業化やコンテンツの拡大、一方では1億元をもって開発者の技術開発を支援し、かつ開発力を必要箇所に割り当てると共に、一方では唱吧(カラオケアプリ)、VIPKID(オンライン英語講座)などの企業と協力してコンテンツの欠点を埋める体制にも役立てている。

We Chatに繋がるスマートアプレットを強力プッシュ

ライトアプリへの参入では後れを取ったバイドゥだが、WeChatに照準を定めたスマートアプレットについて、正式に発表した。

スマートスピーカー「小度音箱」の時と同様、マーケティングプロモーションは人気司会者の蔡康永(ツァイカンヨン)氏が務める。また、今回のスマートアプレットでは、ラッパーの孫八一(スンバーイー)氏を招いた。彼はAI開発者会議に最初に招待されたエンターテイメントスターである。ここからも、バイドゥがこのプログラムのプロモーションにかける意気込みが伝わってくるだろう。

バイドゥ副社長・沈抖(シェン・ドウ)氏は、バイドゥのグローバルトラフィックを用いてこのスマートアプレットをプッシュしていくと述べた。固定ポータルに加えて、検索や情報フローのトラフィックからでもこのアプレットにアクセスできるようにするという。4月に登場したバイドゥ唯一の中古車取引アプレット「Uxin(優信)」などは、基本的にWeChatミニプログラムと類似していた。

今バイドゥがすべきは、あの閉ざされたWeChatミニプログラムのエコシステムを分析すること。そして、新システムへの移行費用の削減のためにも、開発者がコードをもっと使いやすい仕様に変更すること。次に、百度大脳3.0のコアAI機能へのアクセスを可能にし、最終的にこのシステムを開かれたものにするということである。沈抖氏は、「年末にはバイドゥのアプレットをオープンソースにする」と打ち出した。つまりバイドゥ系以外の外部アプリ、DuerOSスマートプラットホームすべてが実行できるということである。また、同氏は沈氏は、オンラインAIプログラムにおける外部パートナーとして、動画共有サイトのbilibili(嘩哩嘩哩)、クラシファイド広告サービス・58同城(58.com)の名前を漏らした。

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