スポーツウェアデザイナーズブランド「MAIA ACTIVE瑪婭」 4000万元のAラウンド資金調達を完了。  紅杉資本(SequoiaChina)、華人文化が筆頭に

36krによると、スポーツウェアデザイナーズブランド「MAIA ACTIVE瑪婭」が、2018年5月末にAラウンド4000万元の資金調達を完了させた。紅杉資本、華人文化産業投資基金(CMC Inc.)が筆頭、火山石資本、元鈅資本がそれにつづいた。「MAIA ACTIVE瑪娅」ブランドは、2017年6月に動域資本と達泰資本による1000万元近くのプレAラウンドの調達をすでに完了。
ブランディングは、走りながら磨き続けるプロセスだ。よい商品は、ビジネスロジックを起点とし、続けてマーケティング戦略により、商品を際立たせ、ふさわしい人に到達させる(セグメントマーケット)ことだ。チャネルが間違っていなければ、口コミによって広がるはずである。

上記写真:MAIA ACTIVE創業者Lisa欧逸柔と共同創業者兼CEO Mia王佳音

商品ロジックを語る前に、共同ファウンダー兼CEOのMia王佳音(ワン・ジャーイン)氏は、MAIA ACTIVが着目したいくつかの大きなトレンドがあるという。トレンドの把握が、MAIA ACTIVのブランドコンセプトを決定したという。

・屋内スポーツニーズの高まり。
国際的なスポーツウェアブランドには、屋外でのスポーツに合わせたものしかない。しかし、中国の大都市では、屋内スポーツの需要のほうが大きい。MAIA ACTIVのブランドデザインは、屋内スポーツに照準を定めたものとなっている。

・スポーティカジュアル。
多くのブランド品も、カジュアルスタイルを提案し始めている。消費者は、カジュアルファッションに傾倒しつつある。MAIA ACTIVEはスポーツウェアを中心としたブランドだが、デザインを通じて、スポーツと日常の壁を取りのぞこうとしている。スポーツジムで着ることもできるし、普段の生活に着ても違和感はない。健康的な生活スタイルの多くのシーンで着用可能となっている。

商品バリューとして、MAIA ACTIVEは、以下の三点を差別化しているといえる。:ファッショナブルであること、アジア女性の体型にマッチすること、着心地がよいこと。
ファウンダーのLisa欧逸柔(オウ・イーロウ)氏は、こう語る。ブランドは、スポーツブランドを目指しているが、単にスポーツだけを強調しているのではなく、ファッション性を満たすこと、さらには、“動き出せ!”というコンセプトを日常生活に取り込むことだ。MAIA ACTIVEのスポーツウェアのデザインの中には、バレエのクロスバンド、花模様、大理石の紋様、透かし彫りの水波のようなファッション性の高いものが多く取り入れられている。

スポーツウェアには、ぴったりしたフィット感が要求される。アジア女性と欧米女性の体型が異なるため、海外ブランドを購入した場合には、サイズや形があわないという気まずい問題が起こる。たとえば、ズボンが長すぎる、足首のサイズがゆるすぎる、バストがぴったりすぎる、ウエストやヒップが合わないなどである。
MAIA ACTIVEは体型研究会社のALVANON(アルバノン)と提携し、アジア女性の体のデータを分析することによって、標準パターンを開発、製品の開発とパターン制作のベースに使っている。これは大きく3ステップに分けられる。まずパターンから最初のサンプルを作成、次に多くのアジアのモデル、プロのフィットネスチームメンバー、スポーツ愛好家の試着を通じ、フィードバックを集め、最終的なデザインとサイズを決定するものだ。

着心地は素材が80%を決定する。スポーツウェアのマテリアル開発において、MAIA ACTIVEは多数のスポーツウェア用マテリアルメーカー、研究機構とタッグを組み、同時にMAMAMIA、MAMA MAVEN、MAIA SOFTなどの独自のスポーツウェア用素材を開発。彼らが目指すのは“裸感覚”だ。
提供された数値によると、2017年は2016年と比べて、SKU数は倍増し、販売は10倍の伸びを見せている。2018年は2017年と比べると、SKU数の増加は30%未満にとどまってはいるものの、7.7倍の成長を達成している。現段階のSKU数は76で商品の平均価格は400元前後、客単価は600元、返品率は12%以下、第一四半期の新規顧客のリピート率は30%になっている。
これは、一つのアイテムを磨き上げることであり、ブランド構築の初期段階で、SKUを大量に作り出すことではないという、MAIA ACTIVEのマーケティング戦略と密接な関わりがある。
問題は少量のSKU数でありながら、いかに一つひとつを確実に作り上げていくかである。市場に商品が受け入れられなかったというリスクとそのコストは負わなければならないのではないか?
Miaの言葉を借りると、MAIA ACTIVEは、2つのロジックから商品を見ている。:まず、販売は、ニューモデル、売れ筋モデル、ハイデザインモデルに分けている。次に顧客の課題解決で、これはノーマル商品、特殊商品(テニススコート、ボクシングウェアなど)、シーズン商品に分けられている。

“我々は、B to Cブランドというより、C to Bブランドだ。”

Miaは、どのような商品を作るか検討を重ねたとき、ニーズは空想するものではなく、ユーザーの真のニーズから考えるべきだと述べる。それゆえ、MAIA ACTIVE天猫店舗には、ユーザーとのオンライン交流の場への入り口を設けており、ユーザーからのフィードバックにより迅速な反応と調整を行えるようになっている。

このようなブランドコンセプトを打ち立てた後、いかにマーケティングを進めていくのか

まずは簡単なプロセス図をご覧いただこう。消費者には、どのような問題を解決できるか知ってもらう:次に対象となる人(フィットネスをしている人、体型を気にする女性)を見つける必要がある。そして、ユーザー生成コンテンツを通じて口コミが起こる。小紅本での試着レポートは、プロのスポーツマンとフィットネス愛好者がいる。前者はその効能を評価し、後者は、コーディネイトをアドバイスするものだ。
また、MAIA ACTIVEは、一人目のイメージキャラクターに、≪戦狼2/ウルフ・オブ・ウォー2≫の主演女優卢靖姗(ル・ジンウェイ)を起用したと発表。

販売チャネルでは、MAIA ACTIVEはオンラインショップから起業し、オンラインブランドの天猫旗艦店と微信店舗がある。オフラインでは、MAIA ACTIVEは、2017年から上海、杭州などのハイエンドマーケットでポップアップスピード体験店を開設するとともに、2019年にオフラインの旗艦店をオープンさせる予定だ。スピードショップのほか、MAIA ACTIVEと上海、北京、台北のハイエンドのジムとのコラボで、消費者はMAIA ACTIVEのアイテムを試着し、その着心地を試したり、購入したりもできる。

デザイン、スタイル、雰囲気など、私たちが商品を見る時に多くの感性的な要素が生まれる。その中から抽象的にコピーされた成長経験から、MAIA ACTIVEブランドのファウンダー、Lisaは私たちと次のような観点を共有した。

・スピーディにユーザーの考えをつかみ、同時にサプライチェーンと密接に連携する。
今の消費者の変化はとても速く、今年はこれが流行り、来年にはほかのデザインが流行る。MAIA ACTIVEの仕入れ方法として、初ロットのオーダー数は比較的小さいが、素材の在庫を持っているため、統制されたサプライチェーンの連携を通じて、素早くセカンドオーダーを仕入れることができるシステムになっている。

・ニーズのある人たちを発見し、彼女たちにわかりやすいコミュニケーション方法を採用。
ブランドとすべての人が会話し、すべての人に愛されることは不可能である。まずはニーズに合った人たちを見つけて、彼女たちがどのようなライフスタイルを送っているかを理解することが重要だ。

・「コーディネイト」の大切さを重要視する。
コーディネイトの価値はこれまでは、低く評価されていたが、MAIA ACTIVEは、コーディネイトは、ユーザー生成コンテンツを作り出し、販売促進し、一度に一着以上の購入を促す武器となるとみている。

MAIA ACTIVEブランドのファウンダーLisa欧逸柔氏は、トム・フォード、マーク・ジェイコブスを輩出したニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業。卒業後、数年間、服飾オーダーメイド業界に従事。元アメリカの大統領夫人のミッシェル・オバマ、そしてチャンツィイー、ファン・ビンビン、劉亦菲(リュウ・イーフェイ)など多数の女性スターがドレスをオーダー。ブランドの共同ファウンダーで、Mia王佳音氏は、ビクトリアの秘密ニューヨーク本部のアジア人トップバイヤーで、2014年に小紅本の早期のコアチームに参画、0から1への発展に寄与し、家具とファッションで、億を超える売り上げをたたき出したことで知られている。

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