ソフトバンク、フード宅配大手「餓了麼」に30億ドルの出資主導か

ロイターは8月7日、アリババ・グループ・ホールディングが傘下のフードデリバリー大手「餓了麼(ウーラマ、Ele.me)」と地域密着型サービスの「口碑(コウベイ)」の事業を統合し、30~50億ドル(約3300―5500億円)の資金調達を計画していると報じた。ブルームバーグは同日、餓了麼の資金調達について、ソフトバンクグループのビジョン・ファンドが30億ドルの出資に関して主導的役割を果たすと報道した。

アリババが4月に餓了麼を完全子会社化して以降、同社と口碑の合併は絶えずささやかれてきた。アリババがニューリテール(新小売業態)戦略を推進する中で、地域密着型の生活関連デリバリーサービスを手掛ける2社はすでに多くの分野で協力関係を深めており、事業統合は規定路線だった。

口碑との合併が実現すれば、餓了麼がライバル「美団外売(メイトゥアン)」と戦う上で大きな助けとなる。美団はフードデリバリー業界で65%のシェアを占め、餓了麼の30%を大きく引き離している。

2016年以降、同業界では餓了麼、美団、百度外売の三つ巴の戦いが繰り広げられてきた。シェアを巡って消耗戦を繰り広げる中で、飢了麼は独立経営が難しくなり、アリババの傘下に入った経緯がある。

アリババ副総裁で餓了麼CEOの王磊(ワン・レイ)氏はかつて36Krの取材に対し、「餓了麼は競争で決して負けない。私は悲観的な見通しを持っていない」と発言している。

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